ネタバレ・感想あり【合本版】トリニティ・ブラッド 全13巻のレビュー

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白から始まるSとの関係
2025年5月5日
戦いの中で人はその真の願いを知るのかもしれない。抑圧や苦境こそが人を成長させるのだろう。嘆かわしいことにも。
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吸血鬼vs人間とかありきたりって思う人挙手
ネタバレ
2023年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初にはっきり言っておきますが、この作品は未完です。作者様がお亡くなりになっておられ、もう決して完結することがない作品です。本当に残念でなりません。
あと、私は自宅の本棚にきっちり全巻全て揃えているくらいのフリークです。

昔、リアルタイムでこの作品を知った私はこう思いました。吸血鬼vs人間?吸血鬼vs教会?ありきたりでは?と。ですが、トリニティ・ブラッドは違いました。どう違ったのかは是非あなたの目で確かめて頂きたいです。
レイジ・アゲインスト・ムーンズ(頭文字を取ってRAM)編は主に短編集となっており、時系列は時々あちこちに飛んだりメインキャラクターが変わったりします。こちらが先の話です。
もうひとつのリボーン・オンザ・マルス(ROM)編は長編となっており、1人の女の子と神父の出会いから始まります。こちらはほぼメインキャラクターは変わらずですが、脇役が変わったりRAM編で出たキャラが出たりします。こちらはRAM編から見て未来です。
吸血鬼がどうやって生まれたのか、人間と吸血鬼の関わり方、この作品を読むうちにこの作品は全て緻密に計算されたSFだと、全てを知った時にあなたにもきっとわかって貰えると思います。

あと、挿絵のTHORES柴本さんの絵がとても繊細で素敵です。この方の原画展や版画展にも何度か足を運ばせていただいたことがありますが、カラーとか本当に緻密すぎて凄いんです!サインが服の中に隠れてたりするんです!そんな細かいところも楽しんでいただければ、今もこのシリーズを愛している1人のファンとしてとても嬉しく思います。
最後に、この全ての合本を読み終えた方へ。
失われた物語の大きさから汝、目をそらす事なかれ!
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表現が綺麗で凄く好きです
2019年8月14日
冊子で持っているんですが、一度手放して後悔したので買い戻しました。その位、ハマると読み返してしまいます。
描写が繊細で情景を想像するのが楽しいと言うのもありますが、キャラクターがかっこいい。世界観がしっかりと出来上がっているので、合う方には是非読んでほしい。
分冊版だと2面のストーリー展開なので、この合本版だと、あの時あのキャラクターが裏側で活躍する話も楽しめます。完結していないのがとても惜しいです。
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遠未来ゴシックホラー!
2018年10月14日
大戦により、文明レベルが20世紀初頭頃まで衰退してしまった世界で繰り広げられるゴシックSF。
ファンタジーあり、アクションあり、メカありで興奮が止まりません。
キャラクターがまたどれも魅力的で、敵味方関係なく好きになっていくんですよね…。

文庫版で読んでいた時は、本が擦りきれてボロボロになるまで読みました。
またTHORES柴本先生の美しいイラストの数々がたまりません!
九条キヨ先生によるコミカライズもされていますが、RAMシリーズは小説のみです。
コミカライズでぼんやりと語られていた内容も、RAMを読めば「ああ~!なるほどね~」となること間違いないです。

私の青春時代のバイ ブル的作品です。
汝、目を反らすこと勿れ!
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