ネタバレ・感想あり明治ロマネスク～吸血姫と帝国軍人の純愛～のレビュー

玉置真珠花里ひかり

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速い画家さんさん

(女性/40代) 総レビュー数：1841件

なかなかに面白いミックス設定

ネタバレ

2021年11月11日

このレビューはネタバレを含みます▼ 珍しいけれど見たことがないわけでもない程々に文明開化された明治時代が設定。もうすぐ、日露戦争という時代でもあり、軍人の立場が強く、富国強兵の真っ只中。そのなかで、数百年は生きていて世界中を周り、日本でただ一人の運命の男性を見つけ、吸血鬼と分かりながら受け入れられて夫婦となったカップルの間にハーフのヒロインが生まれる。日本人の中では目立ち過ぎる銀髪と碧眼吸血鬼ゆえに人間離れした美しさを兼ね備えたヒロイン。吸血鬼であることよりも、人間になりたいと神頼みをしている変わり者。近所の神社へのお参りを欠かさないところ日常のなかで、ある日ヒーローと出会う。そして互いに一目惚れするも、そのままになるかと思いきや、追いかけてきたヒーローにより助けられるも、ケガをしてしまい、ヒーローの自宅で手当てを受けることに。家で一人になると知ったヒーローはヒロインを留まらせる。その日のうちに結ばれた二人。婚約者が幼少期からいて、さらにはモテモテ要素がたくさんあるのに、いいとしまで未経験だったヒーロー。まっさら同士で結ばれることに喜ぶヒロイン。そこからは肉食にはまったヒーローがガンガン攻めまくる。一夜の夢にしようとしたヒロインだが、ヒーロー婚約者が乗り込んできて、青くなったヒロインは去ろうとするも、ヒーローはヒロインと結婚するのだと、父親に直談判。しかし、離れで妾にして囲えばいいと、婚約破棄を許さない。本邸に住む婚約者女性からの繰り返しの悪質な嫌がらせ。恐怖に怯えるも、ヒーローへの思いが強く、なんてもいい側にいたいと、離れに残ることにしたヒロイン。真面目軍人童貞から、エロエロ意地悪キャラに変化したヒーローはとにかくヒロインを愛でまくる。ひたすらやるのみ。ヒーロー婚約者実家の野望により、ヒロインは陰謀に巻き込まれてしまうも、ヒーローが助けに来る。しかし、銃を出してきたことで、ヒーローは追い詰められていく。しかし、死なないということでいくら撃たれても耐えてヒーローを守ろうとする。そして、悪役たちをヒーローが撃退。しかし、ヒーロー父に見られたことにショックを受け、一人逃げ出してしまう。引き留めようとするヒーローを父が止め、事件の後始末をさせる。戦争が終わって無事に帰ってきたら結婚を許すと父からの許しが。しかし、ヒロインは見つからず、実はすぐに自宅で一人静かに仮死状態。ヒロイン母が二人を再会させる。