ネタバレ・感想あり護られなかった者たちへのレビュー

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考えが怖い
ネタバレ
2024年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ ありそうでなさそうなコレってもしかしてフィクションかと疑いたくなるような展開で確かに本当に護られるものとはなんなのかと考えさせられる内容になっております。中山先生らしく味のある切り口なので読んでいて癖になります。
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真面目すぎる男
ネタバレ
2024年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品紹介にある、被害者の最後を先に読んでしまったので、残虐性を感じて積極的に読もうと思えなかったのかもしれません。作品を知ってから読み始めるまでに数年かかりましたが、ページをめくっていくとどんどん読むスピードが上がりました。舞台は東日本大震災後の宮城県、生活保護制度が関わってきます。実際にニュースで聞いたような出来事が盛り込まれていたり、登場人物が生きているような感覚、入り込んで読んでいました。刊行されてから年数経っていますが、古さを感じません、ちょうど、昨年の生活保護申請が近年で最多というニュースを目にしたばかり。税金が真っ当に使われることを願います。役所相手に理不尽な思いをした経験がある方、そこで働いている方、どちらでもない方、読んでみてもらいたいです。
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心に刺さる厭な本です。
2023年7月19日
ぶっちゃけの感想「本当厭な本だな。」と思いました。
内容がくだらないとか、描写が気持ち悪いとかでは無いです。こちらが見なくないモノ、目を逸らしたいモノを
「良く見ろ!」と目をこじ開けて突きつけてくる本です。
また見せる力のある本でもありました。

読者の考え方や生活環境に左右されるかと思いますが
私個人はかなりダメージを受けました。

家族も揃い、住む所もあり、それなりに食べる事も
出来る環境に居る私が簡単に内容について感想を
述べる事が躊躇われます。

私個人でどうとも出来ないモノを突きつけられて
心には刺さり、「私ゃどうすりゃいいんだ!」とただ泣く事しか出来ない。
そんな1冊でした。

読んだ後に映画も視聴しましたが、やはりこちらの
方が深く深く刺さります。
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作家名: 中山七里
出版社: NHK出版