なんだか全体のシーンのバランスが悪く、ある意味夢から覚めないまま読了した感じです。
ヒロインやヒーローに惹かれる部分がなく、グズグズしているヒロインと、登場するのが毎回遅いヒーローにもやもやします。
登場人物を増やすと読み辛くなるのは分かっているものの、どうにもヒロイン・ヒーロー以外のメインの二人(父と悪役)からして取って付けたような感じがします。なんだろう、彼らもそれなりに行動はしているのにキャラがいまいち立っていないのでしょうか。
文書は綺麗なので、それによって星一つ追加としますが、全体の評価としては星二つです。
新刊が出たら必ず買う作家さんですが、この作品は二度と読み返さないでしょう。次に期待します。