ネタバレ・感想ありてのひらにひとつのレビュー

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毎日の幸せを大事にしたい
2025年3月3日
BL小説。作者さん単行本としては2作目の初期作品だそうです。夕映先生の極限の世界で生きる強い男たちの山岳シリーズを続けて読んでいたので、この普通の日常を生きる繊細なひとたちの歳の差BL作品はかなり作風が違いました。けれども、作品執筆が2011年の大震災後、非日常の日々が続く時期だったそうで、読んだあとほっと一息つけるような毎日の幸せを大事にするお話にしたかったと作者さんブログにあって、なるほど、と。ブログには3編SSが掲載されてます。その後の幸せなふたりの日常がわかります。
良かった
ネタバレ
2024年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少しずつ距離が縮まる2人が丁寧に書かれてました。大きな事件があるわけではないのに、引き込まれていきました。読めて良かった。
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じんわりくる、そしてしみわたる
2023年8月22日
何の変哲もない、普通の恋愛のお話なんだけど、浸透力がすごい。文章が階段の手すりみたいになめらかで、スッと掴める。夢見心地で一気に読めた。前半は受け視点、後半は攻め視点の二篇。年上穏やか敬語攻め、恋愛初心者の大学生ゲイ受け。どちらからとなく惹かれ合って、とても自然に恋愛してます。
あぁ……豊かです
2022年10月31日
すごく、すごく、素敵なお話でした。
四の五の言わずに、読んでください。

私が、実は、お弁当屋さんのオバちゃんで、普通に出会うことがある……そんな風に思うような、普通の二人。
その自然な空気感をすっと感じられる、精緻な文章がもたらしてくれていることに感動しかない。
先生の悲しいニュースを知って、もっともっと読みたかったなって、色々探して
読み漁ってます。
もう、お伝えできないけど、大好きです。
全248頁、年の差カップル
ネタバレ
2022年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても良かったです。受け視点と攻め視点両方のお話があって、長い目で見て2人の将来を真剣に考えているところがグッときました。受けは素直で可愛かったです。優しくて大人な攻めが意外にグイグイ攻めるのでHも萌えました~。読んで良かったです。
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しみじみとした佳品
2022年1月8日
夕映月子先生ご逝去の報を聴き、好きな作品なのに何もしていないのでレビューします。
夕映先生があとがきに地味と書かれていますが、何かを諦めてくることの多かった主人公の独白や気持ちの変化がしみじみと感じられて、ふとしたときに読み返したくなる作品です。
特に両思いになるまでの展開が好きです!
年齢差がけっこうあり、年上の日下部さんがその年齢にしてもめっちゃくちゃ落ち着いてる人なんですが、意外と押すのな…!って感じに読んでてドキッとしました。
穏やかな歳の差CP
ネタバレ
2022年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ もしや干支が同じか?と思われる歳の差CPです。
前半は受け視点で失恋してからの新しい出会いと恋が、後半は攻め視点で遠距離恋愛のお話が描かれていました。
2人とも穏やかで優しくて草食系な感じですが、日下部さんが年上の包容力で宮下くんのいじらしさを理解しちゃんと受け止めるところが良かったです。ただ、ノンケと思われる日下部がこんな容易く同性と恋に落ちるもの?とちょっと引っかかりはありました。後半の攻め視点を読めば多少納得はいくものの、前半あまりに上手くいく展開はちょっと都合良すぎかもと感じてしまいイマイチお話に乗れませんでした。
大きな障壁も嫌な展開もなく穏やかな2人らしいゆっくりとした流れでお話が進みます。星3.5くらい。
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作家名: 夕映月子 / 三池ろむこ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館