実家の伯爵家の復興のために、恋多き女としてヒーローを誘惑するように叔父に命令されたヒロイン。実家では箱入り娘、実家が没落してからは修道院で暮らしていたため、天然で少しズレており遊んでいる女性として振舞えていないことに気がつかない可愛らしいヒロインでした。海軍卿で公爵のヒーローは冷静で腹黒な一面もありますが、ヒロインと初めて出会った頃から一目惚れしており、再会してからは作者様曰く溺愛イチャコラ状態でした。互いに嘘に嘘を重ねて真実が明らかになるミステリー要素もあり面白かったです。ヒロインのメイドのナナリーが活発でツッコミ上手で可愛かったです。