本作を読み始めたきっかけは、この作品のアニメでした。その時ヒロインの無表情で天然で口数が少なく、それでいてその全ての要素に反して己の全てを注ぎ込む情熱的な性格や、キャラクター達のコミカルな会話のテンポの良さ、そしてヒロインが主人公に惚れて行くまでの過程が丁寧に描写されているところなどが全部ドストライクでした。
さらには、ただ恋愛だけでなく凡人である主人公がヒロインや他のキャラクター達のような天才達との実力差で葛藤したり、挫折による怒りをぶつけてしまったりなど、見ていてもどかしくて堪らなくなるような苦悩劇も非常にリアルで決して御都合主義ばかりでは無い生の世界観を見せてくれるのも魅力の一つだと思います。
ゆえに____
『山や谷のある内容を読みたい』、『ヒロインとの馴れ初めを簡単にして欲しく無い』、『ハーレムモノではないラブコメが読みたい』
___と思っている方は、是非読んでみて頂けたら嬉しいです。