ネタバレ・感想ありクリスマスの航路のレビュー

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ビタースウィート…大人のすれ違い
2024年8月5日
何とも言えない苦味の残る別れ方をした二人が、思い出の場所で不意打ちとも言えるタイミングで再会する…作家さんらしいビタースウィートな大人のすれ違いストーリーでした。お互いに想いはあるのに、仕事柄もあり社会的立場もあるが故に、同じタイミングで同じように引いてしまったら…そりゃ物理的にも精神的にも距離は開くばかりですよね。
その辺の心理描写はさすが個人主義のお国柄、日本人とは違う思考なり文化なりを感じました。でも、そんなビターなやり取りの中にも可愛げみたいなのもありました。それは、ノートンと再会したシェインが、偽名を使われていた事に怒りと皮肉を込めて(?)何度も「ノートン(ではない男)」と言っていて、冷静に振る舞っていてもノートンの仕打ちに全然納得できてない様子がありありと伺えて、クスッとなりました。あんまり同じセリフを何回も言うので、その往生際の悪さに私も楽しくなってしまって、何回出てくるか数えてしまいました(笑)そしたら、似たようなのも含めて16回も言っていて、どんだけ…と若干引きつつも可愛く思えました。他にもキレ気味にぼやくセリフが多くて、ついつい笑ってしまうシーンが多くありました。
短編ということもあり、恋愛話だけで終わるかと思いきや、ちょっとした犯罪もあり(シェインがFBIなのでやはり多少の期待はあったから)面白かったです。
読み放題 小説
2024年6月26日
これ、何にハマったのか?既に何回読んだのか?
普段の何気ない生活の間に、フッとこの2人が頭に浮かんで来るんです。読み放題なので履歴を消してしまい、題名が分からなくなっても探して又読んでしまうんです。

この2人、おじいさんになった時、笑いながらこの時の事を「あの時は・・」って言ってるんだろうなぁ
似たもの同士なんです。考えも行動も。
シェイン目線で書かれてます。ノートンに置き去りにされ深く深く傷ついて吹っ切れてません。クリスマス前に自分のコテージに傷心を癒しに出かけて、ノートンと再会。誤解を解いてハピエン。至って普通なストーリーです。でも、多分女性なら共感するだろうと思います。それもいい歳の男性2人が行っているところに可愛さがあってとても微笑ましいです。
FBIと元警察官の2人です。ここ重要だと思います。
短編でも満足!
2024年2月18日
作者様の得意の主人公です。家族にとても愛されていて(育ちの良い人)、その過保護と過干渉ぶりに辟易していて、読んでいるこちらもイタタタとなるケガを負った主人公です。家族がたたみかけてくる「帰ってこいコール」に笑わせてもらいつつも、最後はそれに温かい気持ちになります。
接点は無いですが、殺しのアート、ジェイソンの同僚のお話です。
後ろ髪ひかれたふたりの
ネタバレ
2023年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2週間。特別になりそうだった2週間が過去の苦い思い出となっていた。命を取り留めたシェインが訪れた島のコテージ。再び会えるはずもない男がそこに居た…。なんとなくわかっていた隠された真実。それを知りたくないと蓋をしていました。こじ開けに来たはノートン。話したくもない相手。しかしながら、だんだんと気持ちが変化していく。100ページほどの作品ですが、シェインの心が変化していく様を見届けていく読者。気持ちが確信に変わった時、この先も見据えてしまうのです。恋する気持ちには勝てない。クリスマスの奇跡でした。カバーイラストがとてもかっこいいです。
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良かったです
ネタバレ
2023年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ すれ違った二人が探り探りというかブチ切れながらというか、お互いの感情を確かめ合って行く様が良かったです。
短編で数日間のお話ですが、緩急があって楽しく読めました。

それにしても刺されたり跳ねられたり泥棒に入られかけたり散々な年末で可哀想な主人公でした。
結果的に良い思い出になりそうで良かったです。
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あー、大人ってもどかしい
ネタバレ
2023年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の作品で名前を知り何かあったなと思っていたシェイン捜査官のクリスマスの再会を見れました。数日一緒にいた相手が突然消えて2年経って再会する短編です。
ほんと、大人って仕事などいろんな心情も絡んだらもどかしい生き物だなー。
好きになったから探して思いを告げる!ってなかなかできないものですね。遠回りしたけど、幸せな未来が見れて満足でした。
大人のロマンス
2021年9月11日
またクリスマスがくる頃に読み返したくなるお話。
100ページですが、素敵がギュッと詰まってます。
この作者さんのお話は本当に全部面白い、是非映像でも観てみたいな〜。きっとお洒落。
いいなぁ〜
2021年9月6日
最後まで読んで2度読みしてもっと美味しい内容でした。立場の違う二人の気持ちをいろんな角度から読み解いていくのが面白かった。
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ジーンときました
ネタバレ
2021年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 押収品を盗んだ嫌疑をかけられたFBI捜査官のシェインを休職期間中に支えてくれたのはサンタカタリナ島で出会ったノートン。訴えが取り下げられた時、真っ先にノートンに報告して自分の職業や2人のこれからについて話したいと思っていたのにノートンは姿を消してしまいます。2人ともプライドが邪魔をして思いを打ち明けることができなくて、傷ついたシェインの怒りや失望や期待がないまぜになっているのがすごく伝わってきました。隣の隣のおじさんのエピソードがいいスパイスになっていました。ラストの一節がほんとに胸打たれます。ジョシュ・ラニヨンさんスゴイ。大好きなお話です。
2018年10月 挿絵2点。
大人同士の不器用な恋愛が最高に面白い〜!
2021年6月20日
作家買いです。この作家さんの書く大人同士の不器用な恋愛の丁々発止な会話が読んでて本当に楽しい!30代の社会的にも充実して次の人生の過渡期に、今までの出会いも色々経験してもきている男達が真摯に自分の恋心とこれからを見つめ直す時の選択肢を一生懸命に見つけようとするくだりが、2人の会話や動作から進展していく状況が目に見える様に書かれていて、本当に上手い作家さんだな〜といつも感心してしまう。訳をされてる方のセンスも良くて男同士のロマンスを堪能させてくれる!短編だけど中身は沢山愛が詰まってました〜!甘ったるいBLに飽きてきたら是非ジョシュ様を読んで欲しい!人生は単純じゃないから面白いし、辛いことも知ってるから幸せも大きいんだと実感出来ます。
100ページとは思えない
2020年1月15日
満足感や幸福感や感傷や愛情やいろんなものを感じました。凄く幸せな気分です。
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美術犯罪犯捜査官
ネタバレ
2019年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編ですが、ロマンスはしっかり詰まっています。ミステリ部分はありませんが、ジョシュラニヨンさんらしく、主人公の気持ちが二転三転するさまはもどかしくて楽しいです。
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100ページとは思えないぐらい詰まっている
2019年3月13日
ジョシュ・ラニヨンの短編は短編とは思えないぐらい内容が濃いです。
これも一冊文庫本を読んだぐらいの満足感がありおすすめです。
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プレゼントだね
2019年1月24日
好きな作家さんです。この短編もとっても良いお話しでした。登場人物其々にクリスマスのプレゼントですね。
価格以上に楽しみました。
2018年12月31日
長すぎず、短すぎず、しかも内容ぎっしりと詰まっていてとても満足しました。
破格値のセール商品を手に入れたような満足感です!
久々に思いきり"楽しんだ"といった感じですね。
お互いにジリジリしている様子が、焦れったいというよりニヤニヤしてしまうというか、久しぶりに幸福感が余韻として心地良く残る読後感でした。
短いけど
2024年4月21日
短いストーリーです。仕事の一環で騙されていた男と2年ぶりに偶然(?)再会した後の憤りっぷりの表情はすごかったですね。結局はお互いが相手の本心を分かり合えてハピエンでした。
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シェインに会えた
2023年2月21日
「殺しアート」に名前が出てくる彼にこんな所で会えるなんて嬉しいです。お話しはすれ違ってしまった2人の再会ものです。ほんの数日の出来事であっさり目。でもそれまでにシェインに本当に色々とあったのが判り驚きました。香りの描写がなんともこの作者さんらしいです。
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