自国の為に花嫁に立候補、よくある設定。まだ恋を知らない、お転婆で変装して城を抜け出す、正体のわからない男性に恋をする…、これまた良く有るよね、と読み進めていましたが、最後の最後に自らの拳で敵を沈める!? 結構武道派の姫様で想像を外されました。
皇帝も姫様も隠し事はしても、嘘はつかない正直者だから、じれったさはなかったです。
少し不満なのは侍女の恋話。皇帝と髪の色が被ってるし、作者か校正者もチェックが甘いのか、褐色の瞳だったはずが、途中から皇帝と同じ青い瞳になっちゃってるし…私の頭の中のイメージがとっ散らかってしまいそうでした。二兎追うつもりなら、それなりに区別をつけて書いて欲しいです。