ネタバレ・感想あり身元引受人のレビュー

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すごく良かった!
ネタバレ
2025年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 復讐に燃える主人公の心が溶けていく様子がgood◎シャーシャー威嚇するノラネコがだんだん懐いていくみたいで、とっても可愛かったです。わりと素直に口に出すところも良き。攻めの立ち位置が最後の方まで分からなかったのですが、主人公が受け入れるのか拒否って逃げるのか…ドキドキしながら読みましたが、ハピエンで良かったです。久しぶりに胸がギューッとなるお話でした◎
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「義兄弟」の真式先生
ネタバレ
2024年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 母と、母のお腹の中にいてもうすぐ産まれるはずだった妹を、高校生が暴走した自転車との接触事故で亡くした遼一は、事故から数年経ってもその喪失感を引きずり、半グレ・男娼まがいの荒んだ日々を送っていた。素行を諌めていた父も他界し天涯孤独の身となった遼一は、ある事件に巻き込まれて現行犯逮捕される。身内がなく身元引受人を指定できないため、帰宅もできない…。ふとその時、亡き父から「何かあったらこの人を頼るように」と言われたことを思い出し、連絡先を書いた紙を刑事に渡す。迎えにきたのは面識のない、アッパークラスのスマートな30代のサラリーマン男性、片桐。片桐は父に世話になったと言うが、父からは何も聞いていない。一体片桐はどこの誰なのか?警察から遼一を連れ出した片桐は、なぜかそれからもずっと遼一の世話をやき、身体の関係も持つようになるが…。全体的にはすごくよきお話でした♪片桐のずるさと弱さ、不安定に見える遼一の強さ。信じることの怖さと優しさ。絶妙なバランスだな〜。真式先生の「義兄弟」「よろず屋シリーズ」もお気に入りで、またお気に入りの作品が増えました♪挿絵がなんだか昭和の劇画を思い起こさせる感じで、雰囲気あってよかったです♪
憎しみからは何も生まれない
ネタバレ
2023年6月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重い過去と暗い闇を背負って生きてきた遼一と片桐。ひょんなことから出会い、何も知らされていない遼一は、自分を否定することなく全てを受け入れてくれる片桐に惹かれていく。遼一を全力で護ろうとする片桐と、護られる理由を知った遼一がどうなるのか、とてもハラハラしてのめり込むように読みました。片桐の誠実な愛と、相手を曇りなき眼で見、将来を真っ直ぐ見据える遼一が拗れることなく、憎み合うことなく歩み出せて胸を撫で下ろしました。きっときっと心の底から笑顔になれる日が近い将来やってくる、見通しの明るい終り方でホッとしました。
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暗闇から明るい未来へ
ネタバレ
2023年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ はじめて読む作者さんです。重い過去を持ち、暗闇からずっと抜け出せなかった受けが、攻めと出会うことでどんどん良い方向に変わっていくので、運命の相手ということなのかな~と思いながら読みました。攻めとの未来を考えて一歩前進しようとした所で攻めの秘密が明らかになりますが、受けは意外とタフでした!自分の中できちんと気持ちの整理をして攻めを許す受けが立派でしたが、もう少しゴネても良かったかなとも思いました(笑)
攻めが溺愛していることはわかりますが、受けへの贖罪がどこから愛情に変わったかの明確なエピソードがあれば、贖罪の気持ちだけでの行動ではなかったのね、ともっとすっきりしたかなと思いました。
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作家名: 真式マキ / 周防佑未
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: プランタン出版
雑誌: プラチナ文庫