ネタバレ・感想あり色悪作家と校正者の純潔のレビュー

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初々しい想いを話す
ネタバレ
2025年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ さて。正祐が人らしく、恋心を持って生きるようになり。今まで知らなかった事を知り、人の心とはこのように動くものなのかと体験していく。そう、まるで自分で育てているような気持ちにもなります。大吾が気を揉むのもよくわかります。正祐は書物の世界で生きていた期間が長過ぎた為に、きっと、世間の人々ならばわかることも知らない。そこまでに拙いのです。大吾が正祐に対する執着をみせるシーンでは、2人の関係の深度がわかるようで嬉しいと思ってしまいます。鳥八の大将だったらそれこそ、息子と孫を見るような気持ちにもなりそうですね。篠田も含めた文学談義も面白いです。本作を読むと、近代文学作品読み返したくなってしまう…。白洲さんはお気の毒ですね。麻々原絵里依先生のイラストがまた良きです!
本に対する情熱
ネタバレ
2025年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二人の本に対する情熱がすごくて、話している内容が理解できなくても面白く、読んでみたくなります。吾輩は猫である、伊集院先生と同じで、読んだはずだけど、最後どうだったか覚えてないので、読んでみようかなと思いました。
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星6
2022年6月20日
めちゃくちゃ面白い。この巻、出色の出来です。「明暗と吾輩は猫」はちょい熱くなって前のめりではありますが、「純潔」はほぼ完璧じゃないですかね。すごい。
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3作目。星5以上!ヤバ面白い(笑)。
2019年3月23日
(小説、1冊読み切りの連作、現在3冊まで発刊)。
後日談〜の明暗と吾輩は猫である、付。

<1不貞→2貞節→3純潔→4多情→?>

今回も楽しい!
2冊目からですが、1冊目の毛嫌いはどこにいったのかと思うほど、、、
まさしくミザリー並の傾倒(笑)。
後日談は漱石談議。

いやいや、なんかもう、
漫才かよ?としか聞こえない2人の掛け合いが、最高!
それも下品でも低俗でもない、大吟醸みたいな(笑)。

2冊目のあとがき情報ではすでに続刊4冊目の執筆をされているそうで!
めっちゃ楽しみ。
シリーズ、ずっと続いて欲しい!

長編になってもダレない、吸引力の高いBL小説は稀にいくつかありますが、これもまた畑違いだけど非常に文章力の高い、面白い作品。
仁義なき嫁、ムシ、暴君竜シリーズなどと並び5本指に入れたい、それくらい自分の中ではヒット作品。

ずっと続いて欲しい、読み続けたい、繰り返し読みたいシリーズ。
続刊が楽しみでたまらない。

前作でも言いましたが、万人受けはしませんよ。
ハマる人に人には、ヤバイです!
好きな人には
2019年3月1日
はまると思います。文学について語っていながら、相手への想いが溢れ出たセリフに、じんわりと切なくなります。日常を描きながら続いて欲しいシリーズです。
正祐ぇ~それはちょっとないわー
2024年1月6日
この作品、他の作品と違う楽しみがあって好きなんですけど、この巻の正祐の白洲に対するところは、おいおいって思ってしまった。浮世離れしてるのはいいけど幼稚っぽいとなるとちょっと違うよーっと。まぁ他人に無関心だったからいきなり人間界に来た感じなのかなぁwwこんな大人リアルじゃイラっとするかも。大吾が常識人に見えてこの先大変だろうけど相思相愛だからこの重い愛に答えてねって応援する。
最後の夏目漱石の話はほんと宙人の意見に賛成だな。
夏目漱石
2021年2月25日
10代に出会い、好きになれず読み返すことのない人でしたが、少しは大人になった私なら…と20代で再び手に取り、やはり分かり合えず、こうなったら!と30代、40代と寄り添おうとし寄り添えず、懐も広くなったであろうと50の声を聞いたので読んでみたが、もういい!貴方とは一生分かり合えない!とぶちぎれたことを思い出させてくれた本です。
文豪と言われる所以が書いてあったので、もう一度読んでみようかと思わせてくれましたが、また分かり合えなかったら、家にある夏目漱石の本を捨ててしまいそうで、この本に出てくる「こゝろ」を手にして震えています。
こんな事を思わせる本なので、本好きな人にはぜひ読んで欲しいと思います。
大人気ないけど面白かった
2020年2月1日
大吾が正祐にヤキモチを妬くのが面白かったです。言い回しとかちょっとまどろっこしくなりますが 校正者と作家との設定だとぴったりです。
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シリーズ③ドリアングレイ登場
2023年4月22日
正祐はいくらなんでも幼子過ぎませんかね。というかシリーズ作中において度々、幼子と言うけれど世間知や人間関係、恋愛において足りないことがあるだけで、文学を読みこなすなら幼子ではないと思うけどな。今作は私には文学談義が高尚でついていけなかったのが本音です。
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面倒くさい!
2023年3月29日
若紫の校正者は実に幼く人と上手くコミュニケーションが取れない、それはそれは手間のかかる人です。色悪作家はよくこんな彼と付き合いますね、ご本人も人との協調性あまり高くないのに。そしてまたまた校正者を好きだという人が現れるなんて、これも不思議な気がします。顔が綺麗だけど、もてるタイプには程遠いかと思うのですが。そしてこの巻で金髪の宙人がそれ程お馬鹿でもないのが分かります。
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文学談義はおもしろい
2019年8月31日
本編よりおまけの「明暗と吾輩は猫である」の方がおもしろかったです。文学談義をしている部分はおもしろい。恋愛ものとしてではなく文学エッセイとして出会っていたら文句なしに星5をつけていたと思います。
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3冊の中で1番面白くなかった
2019年2月24日
マニアックな文学談義に終始して、ちっとも共感できず、幸せ感も少なかった。ラブ度も低い感じ。
これはBLなのか
ネタバレ
2021年7月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 著者が文学を語るために、作家と校正者を登場させた話。タイトルが不親切。長編シリーズにするつもりがあるなら、タイトルは巻数表記にするか副題で展開すべき。著者は情人というが2人は恋愛的にこじれていて、毎回新しい登場人物を登場させてBL自体は大した進展も無く、この先の幸せが見えない。順番に読んできましたが、この3巻目でリタイアしました。
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作家名: 菅野彰 / 麻々原絵里依
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館