ネタバレ・感想あり王の至宝は東を目指す【特別版】のレビュー

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ええ雰囲気や
2024年5月30日
ステップ気候とシルクロードなイメージの旅と冒険の物語です。とてもよかった~。ドキドキの展開、ハッと目の覚めるようなラスト!文句なしです。
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細やかな描写
2024年1月4日
いつもながら世界観がしっかりとしたアジアものファンタジーです。貧しさ、誠実さ、力強さが物語の根底にあり、生きるということがどんなものなのかを考えさせられます。タイトルの「至宝」は物理的なものを指しますが、同時に精神的なものも指し、それが文中の「神の采配」という言葉とうまくリンクしてクライマックスへと向かいます。とても読み応えある作品。また、物語の中に出てくる食べ物の描写がうますぎて、何かを食べずにはいられません。どうして粗末とも言えるユトーのお茶をあんなに美味しそうに書けるんだ。出てくるものはほとんど粗末で慎ましいものなのに、とっても食べたくなります。いろいろと上手い作家さんです。
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王の至宝の意味が、深い!
2021年6月29日
貧しい村の出の少年僧イーシェは、口減らしのために僧となる。その姿が、以前テレビでみた、チベットの少年僧の姿と重なりました。その子も、道なき道を通って、お休みの日にお母さんの待つ家に帰って行ってました。お寺で、仲間や師匠の前では神妙な顔で修行してたのに、お母さんに会ったら、甘えてたのがすごく印象に残ってました。
閑話休題。イーシェが村に向かうと、盗賊に襲われ父母の姿は見えず、寺に戻ると、老師の姿もなく、見知らぬ男がいた。そのユトーが村を襲った盗賊かと思ったが、行く宛のないイーシェが町へと向かうのを助けてくれる。何事もなかったら、生まれ育った村とその近くの寺で一生を終えただろうイーシェは、旅を続けていくうちに、自分の生き方に疑問を持ち、ユトーに惹かれていく。
イーシェやユトーの行動が、裏目裏目に出ていくように見えて、最後には、そうなるように定められていたように大団円を迎えたとき、作者さんの緻密なストーリテリングの素晴らしさに感嘆しました。
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これこそが運命の物語
2020年8月26日
チベットやネパールを彷彿とさせる世界観で、地に足ついたしっかりとしたストーリー。
始まり早々主人公は悲惨な境遇に落ちてしまい、それだけでも充分苦しいのに、主人公の故郷の貧しい村と、湖を抱え水を豊富に使える豊かな町。さらには豊かだと思っていた町さえ霞むケタ違いの富める都。この対比が読んでいて本当に苦しかった。人物だけでなく、舞台背景をきちんと作り込んでいるからこそ、人物が生きる。こういうのが読みたかった!と読みながら何度もうなずきました。
主人公(受)が芯のある人物なのもとても良かったし、攻めも理想のヒーロー像でハズレなしです。←テンプレは様式美!
昨今のオメガバトレンドのおかげで「運命の物語」はよく目にするのですが、それらとはまた一線を画す「運命の物語」だなと感じます。←運命もの大好き!
作者さんの作品は何作か読んでますが、今のところこれが一番好きです。王様の統治編とか絶対読みたい!続きを熱望します。
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面白かった
ネタバレ
2020年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ チベットとかモンゴルとか世界のどこかをイメージしながら読みました。
飢える土地に生きる主人公の強さが魅力的で、国を救うべく命をかけるユトーと過酷な旅と苦難を乗り越えて成功を収める場面はとても良かったです。
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冒険譚
2020年1月30日
小坊主のイーシェがユトーと出会い都を目指す旅で成長していく冒険物語のようで楽しかったです。甘々〜な2人を見たい人には少し物足りないかも。短編でもいいからその後が読みたいです。イラストも美しかった!
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読み応えあり!
2019年10月18日
しっかりとお話が作られているので読み応えがあります。でも読みやすかった。2人の距離がゆっくりと近づいていくのが読んでいて、とても面白かったです!!これは続きが読みたいですね。
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おもしろかった
2019年7月11日
全245ページ。イラスト有り。年上×年下(10代)。アジア風の旅ファンタジーです。受は純粋無垢で実直な小坊主、攻は優しく男らしい謎の旅人です。最初からだいぶ溺愛攻の片鱗を感じ、旅自体は殺伐とした展開ですが安心して読めました。攻は読む前に予想していた通りの設定がありましたが思っていたより旅する割合が多く、謎が明かされた後の方の設定を狙っての購入はご注意を。個人的には解明後の設定が好みなんですが、ストーリーがしっかりしていて読み応えがあり楽しめました。物語を通じて受が成長していきますが挿絵でも少しずつ成長しているのが見てとれるのが良かったです。
面白かった
2023年9月3日
アジア風ファンタジーです。作り込まれた文化的背景の一つ一つがが事実なのか、創作なのか、わからないのですが、読んでいてとても興味深くて引き込まれます。
ストーリーは冒険譚で、そちらもおもしろい!
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純真が良かった
2020年10月13日
村を襲われて身寄りもなく信用できる人かもわからぬままに旅を続けるにしても 純真な心を持っていたからこそっていう設定が良かったです。
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よかったです
ネタバレ
2020年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二人の出会いは最初ハラハラしたが、お互い大切に思うようになり、そこに国を治める者選びが‥最後はハッピーエンドでよかった。
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東を目指して
2020年6月2日
口減らしのため出家した見習い僧のイーシェ。盗賊たちに村は荒らされ、人々は息絶える酷い状況から話はスタート。賊の一人と思われた男が寺の神像を盗む場面に遭遇。その男・ユトーは帰る場所を失ったイーシェを守り、一緒に旅をすることになりますが……。
思慮深いユトーに心開くイーシェ。しかし、二人には次から次へと困難とトラブル続きで中々辛い面もあり。ユトーの正体は何となくそうかなと思っていましたが、後半で判明。そして死んだと思われていたあの人も!真面目で一途、無垢な所がユトーを救ったんだなとしみじみ読了。
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運命的
2019年3月30日
なんとなく展開は読めるけど、文章も読みやすくてお話も面白かった。続きがあったら絶対買います。
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これまた地味な話
2019年12月1日
この作者さんは地味話がお得意なんだろう。
僧侶とか修行とかそんな関係の話ばかりで、非日常な癒しや華やぎを求める方には全く向きません。
非日常といえば非日常なんですが。
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作家名: 夢乃咲実 / Ciel
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 二見書房