ネタバレ・感想あり番付屋新次郎世直し綴りのレビュー

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粋な表紙絵には惹きつけられてしまう
ネタバレ
2026年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 番付屋新次郎の実家の薬種屋は、数年前に番付を巧みに使った何者かに陥れられて、父と兄はいわれのない罪を負い店は潰れてしまいました。
新次郎は、その父と兄の無念をいつか晴らしたいと思って、廻り髪結いをしながら番付のねたを探して、仲間と共に番付を出しています。
偶然にも、実家と同じようにして潰された小間物屋があったことを知ります。
実家の騒動に関わった者に行き着くことは年数を経てしまった為に難しいかもしれませんが、この小間物屋の一件については、騒動から日も浅いため探し出すことができそうだと後々思われました。
番付は、多くの人の益になるものであればいいのですが、選ぶ題材によっては少なくない人を窮地に陥れてしまうという些か危ういものです。
新次郎達が選ぶ題材は、為にこそなれ害となるものでは決してないのですが、他の番付屋はそうではありません。いかにも裏で操作されたような番付を出します。
新次郎達は、それによって引き起こされた事件を引き合いに、ある藩の者共がなした行いを馬鹿の番付として暴きました。
町人が武家の行いを揶揄するという痛快なことを、番付を使って成し遂げたのでした。
何時の日か、実家の事件の詳細と犯人が見つかることも必ずやあるでしょう。
それまでは、髪結いをして多くの人に喜んで貰いながら、面白いねたを探しましょうか。
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