青井千寿さんの作品大好きです。この本も電子書籍化を心待ちにしていました。正直、1/4読み進んだ頃、ちょっと思っていた作品と違ったかもと思ったのですが、きちんと人間ドラマもあり、ヒロインもヒーローも心に傷を抱えながらお互いを支えに克服していく姿とか、期待通りでした。特に、私はこの作品のヒロインが大好きです。前向きなので、普通の女の子が言うと卑屈に聞こえるところが、このヒロインが言うと、頑張れ〜と思えたり、笑えたり。ヒロインが過大評価され、それを指摘するくだりに、外国人に納豆とは何かを説明するくらい難しいと出てきて、言い得て妙!大笑いしました。