ネタバレ・感想あり天国はあの青い空の向こう側のレビュー

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サクラのように短くも美しい記憶を残し
ネタバレ
2026年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公のセドリック・イーグルは、その名の通りに鷲(ワシ)のように勇猛果敢で、観察眼に優れています。
物事を楽観的に見るのは、家族環境に左右されずに最善の道を選ぶことを優先してきたからでしょう。
心身ともに健康な生活を送りたいのならば、自分も人も心地よい落としどころを常に選択するだけです。
そのようにして、今だけを生きてきたセドリックに転機が訪れます。
ある日、一目で心を奪われた写真家のルフト・シュトラールに出逢ってしまったのです。
アルビノの人を今までに見たことがなかったので、ルフトの外見だけを見て、髪を脱色して薄紫色のカラーコンタクトを入れている奇矯な人だと思ったのです。
けれども、お互いを知るうちに、セドリックはルフトに、自分の将来のことについて思い巡らしてみるように言われます。
そして、セドリックは写真撮影の技術をルフトから教わります。
適性も合ったのでしょうけれど、セドリックは瞬く間に写真撮影の為の様々な技術を覚えていきます。
写真集を作るために必要な撮影旅行の二週間の期間に、師弟の時間や友人の時間を共に過ごします。
けれども、一番欲しかったのは、恋人の時間でした。
キリスト教では、人は死後に天国で最愛の家族や友人や愛する人に再び出会い、もう二度と離れることはないと言われています。
でも、誰もそれが真実だと証明してくれたことがないのです。
それでも、誰もが、愛する人を失ったならば、⦅あの青い空の向こう側にある天国⦆で何時か会う日が来るまで、悲しくて寂しくて胸が張り裂けそうなほど辛いけれど、残りの時間を精一杯生きるしかないと思うのでしょう。
セドリックとルフトは、お互いにとても大事なものを遣り取りします。
セドリックはこれから生きていくための指針をルフトから譲り受けました。
ルフトは人を愛するということはどういうことか、人に愛されるということはどういうことかを知ります。
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作家名: hatuka / ayapii
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: bijou