話の内容どうこう以前に、「こーゆう(正:こういう)」「そーゆう(正:そういう)」に萎え萎えで全然集中できなかった。世界観や設定などは凝って作っていると思うのに、残念でならない。
最近は「いう」を「ゆう」と書く作家が増えているように感じるし、表記揺れや言葉の誤用が訂正されないままの作品が多い気がするが、言葉を正しく使えない作家の作る物語ほど興を削がれるものはない。出版社もラノベだろうと漫画だろうと文章校正はキチンとやってほしい。それが読者への誠意だろう。もしや編集者すら「こーゆう」「そーゆう」が合ってると思っているのか?だとしたら致命的だ。
出版社は自分たちがまともに検品せず不完全な商品を世に売り出していると自覚すべきだ。自己満足ではなく顧客に誠実に向き合う努力をしてもらいたい。
作家も言葉を道具に仕事をしているという(ここももちろん「ゆう」ではない)自負があるのなら、言葉や表現を正しく使う努力と勉強をしっかりとやってほしい。