ネタバレ・感想あり十二秒の誤算のレビュー

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行間と解釈、記憶
2023年1月29日
かつて不倫をしていたことがある浮気捜査員の主人公。蛇の道は蛇という言葉の通りに彼女の捜査員としての力量は確かなものだ。人の愛と欲望の巷で彼女は今日も秘密を追う。冬の澄み渡るような関東の空の下で、その姿は何故か少し寂しく見えた。
浮気調査官・片山由美が大活躍
ネタバレ
2023年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 僕は阪神淡路大震災の前夜にこの推理小説の存在を知り、今回コミックシーモアで値下げしていましたので購入しました。表題作で1作目の「十二秒の誤算」と言う短編推理小説、主人公で新米浮気調査官の「片山由美」と言う女性がいきなり殺人事件に巻き込まれると言う山村美紗氏らしいプロローグでした。大和和紀先生の「ヨコハマ物語」と言う「歴史ものの少女漫画」のレビューでも述べましたが、「草食系男子」でしかも「年齢=彼女いない歴」の僕は、殺人犯の「津山信彦」の行為に対して無性に腹が立ちました。奥様がいながら他の女性に手を出して妊娠させて挙げ句の果てに奥様を毒殺してしまうなんて男らしくないですね。2作目の「鳥取旅行の罠」の殺人犯の「成田恵一」や3作目の「家出した死体」の殺人犯の「岩田映子」にしてもそうですね。4作目の「初恋の人を探して」の殺人犯の「栗田いずみ」という女性、本当に可哀想です。兄の「和夫」が被害者の「宮本竜一」という医師に人体実験をされて命を落としていなければ「殺人犯」にならなくて済んだ筈ですから。これらの短編推理小説の主人公の「片山由美」が主人公のシリーズは確か、何度も池上季実子さん主演のTVドラマになっていますね。彼女は半世紀前に「草燃える」と言うNHKの大河ドラマで「源頼朝の長女」を演じていましたね。
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