ネタバレ・感想あり花は咲かずに散るばかりのレビュー

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それぞれの花は咲いて美しく咲き誇る
ネタバレ
2026年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題は、白菊と雪がいる⦅露や⦆という名の【茶屋】の遣手(やりて)の仁が言った言葉からきています。
それは、白菊という名の色子の気性から彼の先を見通すようにして言われたものです。
白菊と優しそうな名前を付けて貰っているのですが、彼にはまるで相応しくない名前ではあります。
彼は、〖白菊』というよりも、〖白鷺〗などの鳥の名前が似つかわしいように感じます。
〖白牡丹〗〖白芙蓉〗〖白木蓮〗〖白睡蓮〗など、白く気高く美しい彼を表す花ならば他に幾らでもあるでしょう。
さて、白菊は雪を知って初めて人が愛おしいということがどういうことかわかったようです。
それは、雪にもいえることですが、二人のおかれた境遇を思えば、先の見込みのない悲しい想いには違いありません。
それでも、これからも生きていくための仄かに小さな心のともしびです。
其の想いがあるからこそ、苦しみと悲しみに耐えていけるのでしょう。
物語は、二人の行く末については一言も語っていません。
ですから、読み手が好きなように思い巡らしていいのだと思います。
さあ、どのような話にしましょうか。
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作家名: かがちはかおる / ayapii
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: bijou