ネタバレ・感想あり罪の名は、恋のレビュー

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カタルシス
2020年12月2日
閉塞的な「島」で生きる人々、旧家の2人の禁じられた恋を主軸に、神話、禁忌、企業買収、陰謀と風呂敷を広げ過ぎで回収しきれてない荒っぽさもありますが、ドクンドクンとした鼓動のような緊張感は伝わってきます。因習と骨肉に囚われる世界から、真実を見つけ出すカタルシスは素晴らしい。独特の世界観を追及する作家さんです。次回作を期待します。
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現代ファンタジー
ネタバレ
2020年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 伝説と因襲に縛られた閉鎖的な世界で、許されない恋をするヒーローとヒロイン。
世界観的に現代でなく少し昔だったらもっと話に現実味が増したかなと思いました。登場人物たちの関係性が複雑で、ヒーローヒロインもいとこにあたるんですね。事件の最後がさらっと流されてしまったのが残念でしたが話は面白かったです。
ヒーローsideありです。ヒロインへの欲望と大切にする気持ちが現れていて良かったです。
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TLと思って読んじゃダメ
2021年2月1日
作者さん買いです。
文筆力があり、ストーリー重視読者にとってはかなり読み応えのある作品を提供してくれる有難い作家さんです。
が、如何せん人間関係や企業間争いなどの小難しい設定のお話が多いので、官能表現は上手ですがいかにもTLな軽いイチャラブを読みたい方には向きません。
今作もまた何度も頁を止め、頭の中で反芻して状況整理をしながら読まないとすぐに置いてきぼりにされる複雑さでした。
古事記をモチーフに島特有の因習による不気味さを緻密に描いていると感じる一方で、時々出てくる出来すぎで荒唐無稽なシーンが印象に残ります。
現代ファンタジーという括りだからこれも有りなのかもしれませんが、細かなところを微妙にぼやかしちゃった感が拭えません。
国家機関まで巻き込んだのはちょっと風呂敷を広げすぎかな。
タイトル通り罪な恋に焦点を当てたTLとして出すなら、もう少し事件性をコンパクトに纏めて読みやすくしてほしかったです。
和風ファンタジー
2021年1月3日
作者さんの別の作品を読んでたので読んでみようと思ったんだけど試し読みの時からかなり重く感じました。イラストの夜咲こんさんの絵がなかったらたぶん挫折してたかも。星2つ減らしたのは登場人物の家系図が分かりにくいところとラブストーリーだけど重い。
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期待値が高かった分・・・
2020年3月31日
作者さん買いです。この方の過去作品の中世異世界ファンタジーや、現代ミステリーのお話はとても好きだったものの、今回は今一つお話に入り込めなかった。物語冒頭は引き込まれて流石だなぁと思ったものの。現代ファンタジーというジャンルが自分には合わないのか、神道っぽい世界観がとっつきにくかったのか、それとも主人公カップルが自分の好みではなかったからか・・・(そのいずれもが少しずつ当てはまってるという感じかな)。また、この方のお話は登場人物の人間関係が複雑な場合がたまにあるけれど、今回もそうでした。誰と誰がどういう血縁関係で、誰と誰が敵/味方なのか、というのがサラッと読んでいると混乱しがちで、で、混乱したまま読み終えると読後感自体が損なわれてしまうというような感じ。今回は自分がその状況に陥ってしまったかもしれず、残念。とは言え、スリリングな展開で物語としてはやはり面白く、HOTシーンも適度にあり、読んで後悔はありません。作者さんの次回作にも期待!
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何が何やらですが、ラブはイイです。
ネタバレ
2020年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ファンタジー・オパールらしいので、ちょっとあり得ない設定でした。
登場人物が多くて、誰が実母で、育ての親が誰でとか、最初のページに人物相関図か、せめて四柱家と家臣の家の名前の表があれば、わかりやすかったかも。
ラブだけなら、一途な純愛で好きなんですけどね。込み入った話が苦手な人は、途中で嫌になるレベルだと思います。
ラブの部分だけなら、☆4つですね。
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作家名: 石田累 / 夜咲こん
ジャンル: ライトノベル TL小説
出版社: プランタン出版
雑誌: オパール文庫