ネタバレ・感想あり白夜行のレビュー

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好きな人はめちゃくちゃ好き
ネタバレ
2025年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドラマでもめちゃくちゃ人気になった本作。
闇が深い。
えぐさにえぐさを無限かけみたいな感じなのでメンタル弱めな人にはおすすめできないですね。
悪女が悪女になるまでのエピソードに主人公とその最悪な父親とか絡んでたりなんだり。
こういう人生も、ある。
むしろこれよりもっとひどい場合も、ごろごろある。
悪女になるようになるように、世の中の汚い部分ばっかり見せられて泥沼にひきずられていくヒロインと、そんな彼女に味方する主人公。
救いがない。だがそれがいい。
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重く深い純愛
2024年2月6日
全726ページと大長編でした。普通に考えてかなり長い話なのですが、そうと感じさせない構成が素晴らしかったです。一時期ドラマ、映画化されて気になっていたものの、内容はノータッチでしたが、小説だと主人公視点が一切出てこないのですね。まあ、確かになかなか感情移入できない二人組で、周囲の人たちのほうが常識人なので手法としては正解な気がします。中盤から後半にかけて徐々に真実にたどり着いていくところでどんどん引き込まれ、夢中になって読みました。ラストは何とも切ないですが、「ここで終わりなんだ!」という余韻が残る感じもあるので、主人公視点のある映画やドラマも観てみたくなりますね。亮司と雪穂の関係性は「一心同体」とか「究極のパートナー」というような表現が合うのかな。主役二人の交流がはっきり描かれていないので、普段どんな表情でどんな会話をしていたのか気になりました。それによってラストの印象も変わりそうです。二人とも超人的であらゆる能力が高すぎるのと、人間味があまり感じられないので、ミステリーと言うよりホラーやファンタジーを読んだような読後感でした。亮司は後半にかけて同情の余地があるキャラに見えてきましたが、雪穂はだんだん不気味さが増して「嫌な女だなぁ」という印象が残りました。
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東野作品で一番好き
ネタバレ
2023年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1973年大阪で質屋が廃墟ビルで殺されます。その被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂、暗い目をした少年と並外れた見少女。

謎とサスペンス満載ですが、個人的には二人の切ないラブストーリーだと感じました。

作者独特の突き放した筆致で二人の恋を描く作品です。
何回読んだか分からない
ネタバレ
2023年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 東野圭吾さんで一番好きな作品です。色々な感想があると思いますが、私の表現では「究極の純愛物語」です。主人公達は人道を外れまくりますので良い訳じゃないんですけど…。相手の為なら手段を選ばない残酷さも良かったです。それでも一番は主人公男女の視点は一切無く、絡みさえない構成なのに「2人が絡んでる!」と分かる表現?が凄いなと。直接の絡みや会話が無い分、あれこれ想像出来るのも好きな理由のひとつです。
泣ける
2023年8月21日
東野さん一人勝ちに感じる出版業界ですが、これは傑作のひとつ。純愛なんだけど、不幸な境遇がこれでもか、と。でも、さらりとした筆致で、読ませてくれます。ドラマも切なかったなあ。
どっぷりと小説の世界に浸かれる
2023年3月23日
深い悲しみを原動力に、どうしようもない世の中を強く逞しく、賢く狡猾に生きていく主人公達の物語。鋼の絆とはこういうことかと思いました。
元禄
2022年11月25日
個人的に今までぐんだ東野作品の中で本作が一番好きです。スケールの大きいストーリーや怪しい魅力に満ちた登場人物、事件の真実がだんだんと分かっていく展開などたまりません。読むたびに新しい発見があるような小説なのも良いっすね。
読み応えがある
2022年9月30日
けっこうな長編です。でも読みやすい文体で、すんなり読めます。
読み終わって、その後がすごく気になりました。
タイトルの深みと余韻
2021年5月30日
東野作品でパッと浮かぶ名作のうちの一つ。訊かれたら「天空の蜂」「容疑者Xの献身」とこの「白夜行」をめっちゃ推す(笑)最後まで明らかにしない「白夜行」の真実をあれこれもの思う余韻の時間含め読んで損はないです。多作な作家様で好みじゃないものもありましたが上回る名作が沢山あります。今もヒット作を出されていていつまでも勢いが衰えないのが読者として嬉しいです。
ドラマと合わせて面白い
2021年1月12日
紙の本で読みました。
文庫版ですが、びっくりするほど分厚い。

だいぶ前に連続ドラマ化されてますが
小説は主人公2人をとりまく周りの視点からで
ドラマは主人公2人の視点から描かれていたので
ドラマも観て深みが増した気がします。
ドラマを見て
2020年5月24日
ドラマを見て面白かったので小説も読みました。ストーリーは同じだけどぜんぜん違う話でした。ドラマの脚本家も雪穂に操られてしまったのでしょうか。あっという間に読み終わってしまいました。
傑作
2023年4月6日
東野圭吾先生の作品で一番最初に読んだ作品です。
綾瀬はるかさん主人公のテレビドラマがとてもよかったのが切っ掛けです。
女性の怖さを感じました
ネタバレ
2022年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 過去の事件が元凶とはいえ、恐ろしく哀しい物語です。
読みごたえはありますが、心が疲れてしまうかもしれません。
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