父の死で、裕福な令嬢から普通の会社員になったヒロイン。困窮と母の病というピンチに、御曹司で初恋相手のヒーローが現れ、ほぼ囲い込み状態で救い出されます。
でも、ヒーローの囲い込みは、ヒロインの意志を無視したもので、あまりキュンキュンしません。ヒロインは口では自立を連呼しますが、決断も行動も鈍く、そのわりにちゃっかりした小賢しさも少々。ヒロインの「やりたいこと」というパーティー企画の仕事も取ってつけたような感じです。
描きたかったことは、恋愛?ヒロインの自立?テーマがブレると、ラストも無理矢理書き殴った印象しか残りません。