ネタバレ・感想あり愛と贖罪のレビュー

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叔父×甥〜壊れてる理由が痛くて哀しい
2020年11月1日
ガッツリ血縁で、叔父さんも甥っ子も基本ネコ同士なので、萌え要素が微妙な設定なのですが〜叔父さんの異常(禁忌)な行動は、多感な年頃に受けたトラウマからくるものだという事が後半に切々と胸に響いてきます。甥がそんな叔父を受け入れてしまえるのは、人間の脆さの深淵の部分をきちんと書き込んでくれているからだろうな〜と納得出来てしまうんですよね。水原さんの禁忌物が大好きなのですがそれはいつも禁忌の一線を超えるだけの痛烈な理由をきちんと書いてくれているからだと思います。完結後も2人はお互いの欠けている部分を補って幸せに暮らしていくのではないかと思えるラストでしたので満足です。電子にもイラスト欲しかったです〜
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調教もの
2020年9月2日
好みが分かれると思います。それほど酷い調教があるわけではありませんが 叔父が甥を調教する理由が復讐のようです。でも結局は二人は愛し合うのでハピエンですね。 調教ものが好きな人には良いのかも。葛西リカコさんのイラストが綺麗でした。
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葛西リカコ先生の表紙絵は麗し過ぎる
2023年10月19日
葛西リカコ先生のイラストが好きな私は先生の表紙絵に釣られて此の小説を読みました。先生のイラストはため息が出るほど美しいのに、小説の内容はそれを裏切るものでとても残念な思いで一杯です。
天崎直人も堀口歩も二人ともが被害者であって、贖罪すべきなのは歩の父母なのではないかと思うのです。歩の目から見た両親は完璧な人だったのかもしれませんが、実はそうではないことが判ってくるにつれ、益々其の思いは強くなります。
穿った見方をすれば、堀口夫妻は神の罰を受けたともいえるのです。人の心を弄ぶ人間には突然の予期せぬ死はふさわしいのかもしれないとさえ思ってしまいます。
後味の悪い小説を読んで仕舞ったので、気分が高揚するような小説を読んで、此の小説のことは忘れたいと思います。
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