タイトルの『罪深き』と表紙の暗いイメージから、もっとダークで複雑な内容だと期待して読んだんですが、想像よりも柔らかい内容でした。
個人的には、期待していたダークで複雑なストーリーを読みたかったので期待は外されましたが、そうでない人は普通に面白く読めると思います。
主人公とヒーロー伯爵の性格が2人して言葉足らずだし、お互いに気を使い過ぎて会話を全くしないので勘違いばかり。そのせいで、事がどんどんややこしくなっている2人なので、心地よい焦ったさではなくて、少々イライラしたかも。
ラストの事件解決シーンは、まるでサスペンスの崖の上のシーンを思い出させる展開で、ややウケ。ちょっと傍観しちゃいましたー(^^;)
展開があんなに複雑になる必要あったかな?と思う所もあり、少し無理矢理感も感じたので星は3つ。