ネタバレ・感想ありお探し物は図書室までのレビュー

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素晴らしい
ネタバレ
2025年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミュニティハウスにある図書室の司書さん、小町さんと、そこに訪れた人が出会い、自分の生き方、どう人生を歩んでいくか。いろんな世代の人が出でくるから、その世代や性別の悩みがリアルですごく共感できた。素敵な言葉がたくさん見つかった本だった。
私もかつてメリーゴーランドに乗っていた、もう降りてるけど乗ってるときのもどかしさを思い出した。そして今はもう私の人生は折り返し地点にきている。さてこれからどう生きていくか。幸いなことに12個入りのハニードームはまだ半分も残っている。これからどう美味しくいただいていくか、楽しみになる、素敵な一冊。とりあえず草野さんの詩集は読もうかな、進化の図鑑も見てみたいな。
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通ってみたい図書室
ネタバレ
2021年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品を通して「変容」を受け入れていくと何かきっかけを掴めるという風に読みとりました。「その時に一番やりたいことを流れに合わせて一番やれる形で考えていく」という一文がありました。

作品を通して哲学的な問いかけも感じました。
第1章朋香さんのお話から始まって、第2章諒さん、第3章夏美さん、第4章浩弥さん、第5章正雄さんのお話と連なっており、各章の主人公同士は直接繋がりはありませんが、彼等を取り巻く人々同士が接点があったりします。その接点から奇跡的な素敵なことが起こります。
各主人公達が共通して関わりのある人物が、羽鳥コミュニティハウス内の図書室の司書である小町さゆりさんです。さゆりさんに「何をお探し?」と問いかけられると、魔法にかかったかのように各主人公達は自問します。さゆりさんは目的の書籍の他にそれとは全く関係ないような本も合わせて薦めてくれますが、その本が結局のところ各主人公達に必要な回答に繋がります。本のレファレンスと共にさゆりさん作の羊毛フェルトからできたフライパン、猫、地球儀、飛行機、カニといった付録も渡され(表紙に載っています)意味付けしていきます。小町さん曰く「私が何かわかっているわけでも、与えているわけでもない。皆さん、私が差し上げた付録の意味をご自身で探し当てるんです。本も、そうなの。作り手の狙いとは関係ないところで、そこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得るんです」この言葉が一番心に響きました。
第4章最後の「開いたページの向こうにいる誰かに、もっと大きな「本当」を届けるために」という一文は作者の方のメッセージだと受け取りました。
もしさゆりさんが近くにいたら、その図書室に足繁く通ってしまいそうです。図書館ではなく図書室というところに懐かしさを覚えます。心が疲れた時、ほんわかとしたい気分の時にオススメしたい作品です。
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たぶんわたしはこのなかの誰か
2021年5月1日
いまの自分、ちょっと前の自分に会う話。それぞれのストーリーがあるけど、誰かに多分当てはまるはず。きっとそばに小町さんがいて、おすすめの本を渡してくれるのだ。嬉しい。読んでみよう。本がすきだ!
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良かった
2021年4月19日
泣けました。もう一度じっくり読みたい。
人生につまづいたらまずこの本を進めます。
ほっこり
2022年2月2日
さらりと読めて、ほっこりとする球玉の短編集。こんな図書室あったら通いたい!自分に合う本を選んでもらいたい!たまに心に響くセンテンスもあり、センスの良い本だと思う。
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ゆるーく前向きになれそうです
2021年10月16日
がつがつしてなくて、ゆるい感じなのに「私もやってみよう」と思える作品てした。それぞれのお話のその後が是非読みたいです
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普通の評価より期待以下、けど暖かくなる
2021年6月7日
レービューとかで読んだ評価はとても面白い感じの本でした。賞ももらったのでドキドキしました。とても暖かくていい話だとは思いますが、思ったよりは。。。
でも文章が読みやすかったり、いいと思った部分もあります。しかし一気に読めるほどじゃなかったので残念でした。(私にとって面白い本は一気に読む本ですので)
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