ネタバレ・感想あり聖女様は残業手当をご所望ですのレビュー

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コメディとして面白い。
2023年8月13日
二巻まで読みました。完全にコメディなのですが、脱線して非現実的過ぎるということもなく、ストーリーが崩れていないです。作者の方のバランスの取り方のセンスが非常に高いのだと思います。
気楽に読めるラノベで気分が沈まないので、ラノベでコメディが好きで、暗い話や重い話だと疲れる人にはオススメできる作品です。
今までで最高に面白かった!
2023年5月3日
この作品の聖女は、その出自がストリートチルドレン。生きるために盗みを働き、時には他人を出し抜いたり、自分の獲物を守るために他の子と闘ったりしてきました。粗暴で言葉遣いも荒い6歳の少女、聖女を擁する宗教の信者ですらない(そもそも神など信じていない)彼女が、なぜか女神の神託で聖女にされた…そもそもこの世界ではあり得ない状況が、この物語の設定です。彼女は、世界の「建前」と「本音」を、一切の容赦無く、時も場所も選ばずに暴露してしまいます。聖女、王子、聖女を管轄する教団トップの教皇までもが、聖女と話すと「本音」で語り合う(やり合っている‥とも言う)状況にもって行かれてしまう。世界の頂点に立つ人々の本音を知ってしまうと、彼らに対する「素敵な?」イメージが、ガラガラと音を立てて崩壊していきます。この世界の「まともな常識」をもっている人々は、聖女の言動やツッコミに、まずついてこられません。その、一瞬の間と次に来る彼らのリアクション(普段だったら絶対に表に出さない内心)を、作者さんは実に絶妙に描いておられます。そして、私は大爆笑させられるのです。読んでいると、「聖女とは何か?」「聖女が住んでいる女子修道院は、どういう所か?」…何度もしつこく、念押しのように出てきます。でも、読者はそれを読んで一々原点に立ち返らないと、規格外の聖女の言動に巻き込まれて、単なるアホなドタバタ喜劇を読まされているような感覚に陥ってしまうと痛感します。この作品、1巻の中程までは我慢!です。その後、怒涛の勢いで面白くなっていきます。2巻読み終わって、一番気になるのは、女神はこの聖女に何をさせたいのか?2巻まででも、息つく暇もないくらいトラブルと事件の連続だったのに、この先どこへ転がっていくのか?早く次を読みたい!です。
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面白い
2022年8月30日
主人公が最高ですね。ガサツで守銭奴でザ庶民って感じですがハッキリしていて良い。テンポも良くて楽しく読めました。
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楽しい
2022年4月30日
とても楽しく読ませていただきました!
がさつで守銭奴なココちゃん、大好きです!
主人公の規格外の大舘回りでスカッとできる小説です。ちょい甘ありで。
これからの続刊も楽しみにしています!
コメディとシリアスの配分が絶妙
ネタバレ
2021年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きでふと思い出して何度読んでも飽きません。主人公は清貧・慈愛とは無縁の聖女。不必要に主要人物の見た目や住居の描写をして尺を稼ぐという無駄話がないところも好みです。
単なるチートで破天荒な聖女話や聖女と英雄譚ではなく、貧困への向き合い方が根底にあるので、意外と硬質で読み応えあります。

清廉潔白な人物は出てこないので(悪辣でもありませんが)、聖女=心清らかな乙女・勇者=武術の達人の図式が好みの方には不向きです。続編では下ネタの頻度が上がるので、それが苦手な方にも不向きです。
楽しく笑えるドタバタコメディです
2021年4月11日
WEB版で気にいって、商業化を待ち望んでいました。前作の悪役令嬢の監獄スローライフが楽しめた方なら、この作品も十分に楽しめると思います。
主人公の性格を気に入るか否かで
ネタバレ
2021年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 評価が大幅に別れそう、元浮浪児で逞しく頭も切れるけどどっか抜けてる、良く言えばぶっ飛んだ、悪く言えば超ガサツ、加えて守銭奴だけどお金に対するきちんとした考えを持っているそんな主人公、私は気に入りました、そんな主人公とクセのあるキャラ達のドタバタ騒ぎが面白いです、女神の言う主人公の使命とは?お互い意識してるけど気付いていない、でも主人公側の事情でくっ付くのは難しそうな主人公と腹黒王子の仲は?気になる処が色々有るので続きを楽しみにしてます。
合わなかった
ネタバレ
2025年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビュー通り主人公の性格を気に入るかどうかで意見別れると思う。私には合わなかった…
猫を被れる、口悪い、手癖悪い、お金が好きな主人公が何かやってる。聖女任期終了後に『真っ当に働く』の候補がかっぱらい、万引き、食い逃げとか冗談?本気??
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作家名: 山崎響 / 伊吹のつ
出版社: KADOKAWA