出だしが悲惨すぎましたが、最終的にヒロインは幸せになって、過去の憂いも払ってめでたく終わりました。それぞれに個性的な妖精さん達が、随所で良い仕事をしています。ただ、ヒロインとルイス君、結婚後も初々しすぎて「この2人、ちゃんと夫婦できてるの?」とかなり不安を覚えましたね。ヒロインが結婚した後の話(3巻)は、終始一貫「幸せとは何か」というテーマでの話でした。いささか間伸びした感じが拭えず、個人的には2巻でスッキリ完結!読まなくても良かったかな…と思っています。それでも3巻を読んだ感想は、、ヒロインを虐げていた人間達が、チャンスを得て少しずつ目覚めていくのに対し、最初から全てを持っていた第一王子は最後まできちんと悟ることができなかった…という点が象徴的でした。