義父、偽父、偽夫と3作読みました。人物のキャラ設定としては、偽父「大地」が一番魅力的でした。偽夫のレオは、自分の人生の選択をヒロインを守るためだけに決断し行動し、ずっと継続しているヒーローです。成功し、足抜けした現在でも、反社組織に自ら入り、頭角をあらわすまでの年月を感じられるような、言葉使いのセリフは、なかなか良かったです。この3作はいずれもヒーローが、反社組織の一員の過去を背負い、そこから脱出しても、ホワイト企業で仕事をしているわけではない という点が共通していると思います。ただ、3作ともヒロインのキャラ設定の心根部分が似通っていて、男性陣は魅力的ですが、女性陣がいまひとつでした。お約束のように、ヒロインは拉致されるし、危機一髪で救出されるし。この作者さんの作品を読むのはここまでにします。