先に『茅島氏の優雅な生活』を読んで、ラストでこちらの『金曜紳士倶楽部』と繋がりがあると匂わせがあったので、読むのを楽しみにしていました。『茅島氏〜』の方では、本当にチラッと登場しただけだったので、『金曜〜』でもそうなのかなと思っていましたが、3巻で思った以上に(自分比)登場してました。『金曜〜』は合冊本を購入したので(だからとは限りませんが)挿絵がありませんでした。『茅島氏〜』の方はイラストがあったので、茅島氏だけ日高ショーコ先生のイラストでイメージさせて頂き、脳内であの無表情で美しい顔を思い浮かべてニヤニヤ楽しめました。私としては、最初の事件で心を捕まれ、2巻で思いもかけない人物からの依頼にワクワクし、3巻で茅島氏の登場にデレーっとした辺りまででも結構楽しめました。4・5巻では、それまでの有閑倶楽部路線から打って変わってヤク◯関係のアレコレにハラハラして、6巻の締めでは主軸(事件)とサブ(それぞれの恋愛模様)の緩急が効いていて、6巻それぞれに違ったテイストで面白かったです。