ネタバレ・感想あり黒狼宰相は白銀の皇子を執愛するのレビュー

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高潔な皇帝を戴くために
2024年9月21日
本が好きで人情にあつい庶民の雪明は7番目の皇帝候補ですが、切れ者宰相の美丈夫・天宇が雪明の清廉潔白な性質に惚れ込み、次期皇帝にしようと奔走します。皇帝の印であるケモ耳が「秘儀」によって現れるということで、その「秘儀」とはもちろんアレです。そしてこの雪明という男、とにかく高潔、清廉、温厚で人徳がいかに高いかということが天宇の口から語られるシーンがてんこ盛りです。そんな人物なのに、雪明は脇が甘いというか隙だらけというか、ウブウブで純粋な、恋愛面で楽しめる仕様の子でした。雪明が逃げた時、天宇が雪明の大好きな本で罠を仕掛けておびき寄せるくだりがよかった。ラストのSSが物語に深みを与えています。雪明を皇帝にするために、天宇はおのれの気持ちを封じるつもりだったのだ、ということと、背景の祭りの賑やかで楽しい雰囲気、何の憂いもなく祭りを楽しむ天真爛漫な雪明との対比で、いっそう切なくなりました。満足度の高い作品でした。
全379頁、中華風ファンタジー
2022年7月23日
とても面白かったです。天真爛漫で天然な受が可愛い。ついうっかり考えていることが口から漏れちゃうシーンがクスリと笑えます。攻視点のSSも良かったです。2人の恋路をジレジレしながら温かく見守るもふもふラブストーリーでした。
中華な獣耳
ネタバレ
2023年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前半、中華の世界観が完璧で、受けちゃんの実家が書店で本大好き設定、微笑ましいし共感するしでとてもよかった。わくわくして物語に引き込まれました。しかし後半、受けちゃんの過剰な葛藤が突然やってきて、共感できなくて、不完全燃焼ぎみになりました。
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よかった
2022年10月27日
初めての作家さんでしたが気になって購入しました。丁寧に話が進んでいき最後には天宇視点もあり明るく可愛いストーリーも良かったです。
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作家名: 魚形青 / 壱也
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: KADOKAWA