ネタバレ・感想あり小説花丸 狼憑きの身代わり若様のレビュー

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心が震える
2024年9月9日
雨月先生の作品は、心がいつもいつも震えてしまい、狭心症じゃないかと勘違いするくらいです。空邪と玄の思いを丁寧に切なく、力強く描かれています。
シビアな中にもキラリと光るのは須賀山。若様読本第十巻まであるとは恐るべし。できたら須賀山と若様の番外編が読みたいです。
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こんなに泣くとは。。
2022年4月4日
何度も泣きました。。丁寧な心理描写や無理のない展開で文章も読みやすく、主人公ふたりだけでなく他の主要人物にも感情移入して嗚咽が出るほど泣きました。自分でもびっくりです。
現代とは違う時代物だからこその考え方や信念だったり、とにかく惹き込まれました。そしてちゃんとBLなのでいちゃいちゃやツンデレ要素にキュンキュンも味わえます( 笑 )獣人BLがお好きな方は是非とも読んでみていただきたい!
全話、一日で何時間も夢中になり最後まで読みました。
読後感も心地よいです。出会えてよかった。
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読んでみてほしい
2022年1月17日
なんというか、愛が深いんですよね。
お互いに。
二人が、愛し合う関係になるのに、説得力のあるお話で、夢中で読みました。
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良いものを見た
2021年10月11日
全四話読了。最高でした…。
猛々しいのに子供っぽく、そしてとびきり優しい狼人間の空耶。彼を化け物と思えない、肝の座った少し意固地な百姓・玄。二人とも境遇は違えど、同じように語るも辛い半生を生き、そのために自己無価値観が染み付いています。彼らが出会い、互いを知り、求め合ううちに――。内面の描写に共感し、何度も泣きました。
物語の軸は、暴君を父に持つ若君・貞兼と、その家臣・須賀山と主人公たちの下剋上共同戦線です。BL要素の濃いライトな歴史小説といった感じで、ストーリーも楽しめました。シビアな時代背景ゆえに、第三話の終わりなどは「これからどーなっちゃうの!?」と不安でなりませんでした。主人公たちを苛む鬱屈した状況を経ての、スッキリ終わる読了感が素晴らしい。
主人公である玄の心理描写が丁寧で、複雑な心情変化もわかりやすく、また、空耶のセリフも彼の考えをよく示しているので、納得して読み進められました。
あと、とにかく空耶を含む狼たちがかわいいです。獣人属性に惹かれて読み始めたようなものでしたが、キャラクターの掘り下げが秀逸なのと、玄への共感も相まって、いつの間にか獣人属性以外でも空耶を好きになってしまいました。エッチシーンも良い割合で入り、きっちりえっちで萌えます。
とても良い小説ですので、一話が気に入った方はぜひ続刊も読んでみてください!
ヤバい、ハマったかも
2021年10月7日
不遇な百姓の玄と訳あって人狼になってしまった空耶のお話。玄の境遇は悲惨ですが、空耶の生い立ちはさらに上をいく凄まじさがありました。誰からも必要とされてこなかった2人ですが、だからこそお互いの心に寄り添い分かり合えるところに胸が熱くなります。また、そんな2人だからこそ自分以上に相手を思い遣る様が優しさに溢れていて涙が込み上げてきました。家臣(須賀山)の若様に寄せる並々ならぬ想いにも胸を打たれ、各々の深い想いが交差して感動すら覚えます。悪政を敷く領主を打ち倒す話がベースになりますが、とにかく登場人物の心理描写がとてもお上手で感じ入ってしまいました。
ラストに少しご都合主義な展開はあるもののお話の面白さは抜群で、読後はすっかり魅了されていました。お話は巻を追うごとに面白くなっていきます。イラストは表紙のみ。
切ない
2021年10月6日
日々の苦しさから、日常の幸せも知らなかった百姓の青年が、恐ろしい姿のやさしい男との生活の中で何気ない幸せや知らなかった感情を知っていく。立場の違いからの想いのすれちがい描写が、切なくて胸がぎゅっとなりました。
ライトノベルはあまり読んだことがなかったですが、感情移入して涙しました。
続きが早く読みたい
2021年7月6日
獣人ものにハマり、さらに和風だったので珍しいなと思い購入。
内容が濃く、キャラクターも個性があって楽しめました。早く続きが読みたいです。
ハマったかもしれない
2021年7月6日
無料立ち読み分を読み『まあ、200pだからいいか』と購入。予想通り少なめな70ページでしたが、中身が濃かったので損した気分にはならず。むしろ、ハマってしまった!次が出るのが待ち遠しい。無料立ち読み読んで興味ある方には購入オススメします♪あー。早く続き読みたいっ!
4.3☆
2022年4月5日
BLファンタジー小説、好きなジャンルなので読んでみました。和風が良い。舞台が昔の日本なので難しさもなく、ファンタジーと言っても長編でもないし、複雑な設定もなく短いし、読みやすいです。ドロっと重く悲しいお話で拗らせてる感のある主人公にモヤモヤする部分もありましたが...最後読むとすっきりできました。イラストが表紙の1枚なので、少し残念...もうちょっとキャラに感情移入したかった。200ptで試せるお得感あるし、重めのお話が好きな人にはオススメの作品です。評価は4.3☆
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作家名: 雨月夜道 / 小椋ムク
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 白泉社
雑誌: 小説花丸