ネタバレ・感想あり姫様、江戸を斬るのレビュー

(4.0) 1件
(5)
0件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
Minoru 先生の表紙絵が綺麗
ネタバレ
2026年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 江戸時代には、武家の娘だからといって表紙絵のような内掛けを羽織っていることは先ずなかったでしょう。
けれども、娘の姿で外歩きをするならば、二刀を帯びることは先ずできません。
せいぜい懐剣がいいところでしょう。
それでは、不届き者が現れた時に、即刻対処ができないと考えたのもあります。
また、気楽な恰好であちこちを食べ歩き廻りたい美弥には、娘姿は非常に窮屈なものです。
先ず、娘姿では、伴を連れずに一人で出歩くことができません。
それで、毎日のように、男姿で出掛けていきます。
そして、ある時、偶然ではなく必然に、出逢ったのが二人の武士です。
名は、若瀬と律ですが、本名ではなく、便宜上の名です。
美弥は、娘姿でも充分に美しいのですが、若武者姿では、性別不詳の美しさがあり、多くの女性ばかりか男性までも虜にしてしまいます。
この時、美弥は十六歳ですから、当然のこと、月のものも来ているでしょう。
すると、全体に肉が付いてくるので、もう、男性の腰には到底見えなくなります。
そろそろ袴でごまかせなくなっていたはずです。
物語なので、無理矢理にその様な設定にしているのだと思われます。
また、美弥は、師匠の道場で免許皆伝の腕前です。
けれども、今までは、木刀での試合の経験しかなかったと思われます。
それが、短期間のうちに、腰にしている刀で何人もの男たちと闘う破目になります。
いささか上手く往きすぎで、帯や装束を斬られるものの、最後まで無傷という有り得ない展開です。
美弥には、色々と思慮が浅いところも見受けられるので、最後が大団円で終わったのは少々無理があるのです。
それでも、白けずに書かれたままの物語を楽しむのがいいのかもしれません。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!