高校で勉強した世界史は近代の西「ヨーロッパ」に焦点を当てたもので、他は、四大文明などの古代史か中国の王朝史など限られたものでした。
気候変動や複雑な地域紛争など、今までの国家観や歴史観では解決出来ない問題が起きて、「世界市民」としての意識が求められる時代になったようです。我々の世界認識を変えるための新しい「世界史」という羽田先生の提言は素晴らしいと思います。
注意すべきは、本書は様々な構想を検討しているのであって、決定的な答えを出しているわけではないということです。
我々読者は、提示された構想を受け止めて、自分なりの世界史を構築していくべきなのでしょう。