極上スウィートラブをお書きになった先生なので本作品も期待したのですが、私的には残念でした。意地悪ヒーローが実はヒロインにゾツコンという設定が大好きなのでためし読みで気になって購入したのですが、ページをめくれどめくれど人物像に魅力が増していかなかったです。ヒーローは会社の影の実力者で切れ者との紹介ですが、成る程そういう事をするから切れ者なのだというエピソードはなし。ヒロインも性格のよい頑張りやさんとの人物像ですが、仕事をまともにしない手のかかる先輩社員に黙って耐えていること以外さしてエピソードはなし!
二人が協力して何かを乗り越えていくわけでも、ヒロインの影の助力が光る訳でも、取り立て仕事姿を描写されている訳でもないので
こんなにページ数いらないだろ!と思う作品でした。ですが、ノイズ先生の作品を読んでいつも思うのですが、なんかぐいぐい読ませる文章力なんですよねー。スピード感のある自然なタッチな言葉の継続がいつも心地よいです。次回に期待したいです。