ネタバレ・感想あり彼と彼との家族のカタチ【SS付】【イラスト付】のレビュー

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もっとゆっくり進んでもよかったかな
ネタバレ
2024年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 壮絶な過去を持つ日系アメリカ人の条。ひどい状況から守り、里親として引き取ってくれた義両親が揃って事故で亡くなってしまう。血のつながらない5歳の妹を連れて、日本に住む、一人暮らしの、妹の血縁である祖母のもとへ。祖母のもとには、隣家に住む会社社長の是永が、毎日のように祖母の様子を見るために来訪していた。突然やってきた条をはじめは胡散臭そうに見ていたが…。条と是永には、実の両親から愛を与えられなかった共通点があり…。ドラッグ代を稼ぐために親にウリをさせられていた過去など、条の過去の話は胸が痛みました。なんとなく吉田秋生先生のバナナフィッシュを思い出しました。是永も裕福な家庭に育ちながら実情はネグレクトされていた。家族の愛を知らずに育った2人、祖母と妹も含めて血のつながりを超えた家族になろうとするお話。条と一夜を共にしてからの(その時は最後まではしてない)是永の言動が急すぎて、イマイチピンと来なかったのが惜しい。もっとゆっくり愛を育んでもよかったのでは。カチコさんが江戸っ子気質のスッパリ竹を割ったような人で、ステキなおばあちゃんでした。
虐、待を受けた者同士
ネタバレ
2024年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けも攻めも、親から虐、待を受ける環境でした。前者は、親がジャ、ンキーで、売、春をさせられていました。後者は裕福な家庭でしたが、お金を渡して、あとはほったらかし。しっかりしているから、というのが、親側の免罪符でした。
受けは米国在住、最悪の家庭環境から里親制度で救い出され、ジャ、ンキー親が死去したことでその日本人弁護士の様子になりました。良いことは続かず、養父母の弁護士夫妻が事故死し、受けと幼い娘ちゃんが残されました。受けは成人していましたが、学校にもロクに行っていないので、娘ちゃんを養育するのは困難でした。遺産もありましたが、娘ちゃんのものだと、受けはつかおうとしません。遺された二人は弁護士の実家のある日本へ移住することになりました。弁護士の母親、娘ちゃんの祖母はお隣の一人暮らしの男性の面倒を見ていました。それが、攻め。国境を大きく越えた出会いは、生活習慣や価値観の違いを越えて、似通った環境から、お互いを欲するようになりました。受けの育った環境が明らかになる場面では涙し、攻めの両親との関係に、我が身を振り返らずにおられません。こどもときちんと向き合っているのかと。
家族とは何なのか、どうあるべきか、考えさせられる作品です。
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良かったです。
2023年12月23日
これは続編が読みたくなるお話でした。色んな形の愛が見れました。幸せを感じるほっこり系で良かったです。
受と攻の子育てラブ的な話ではない
2023年8月7日
アメリカに住む主人公と妹ですが両親が亡くなり日本のおばあちゃんの家に引き取られる所から物語は始まります。おばあちゃんは口調は強いけど優しい人。そのおばあちゃん家に隣人の青年が入り浸っていて、おばあちゃんに求婚していて…!?という不思議な展開。そのシーンには、お前攻だよね!?とも思いますが、それにもちゃんと納得できる事情があります。
それぞれの事情があり、それぞれに血縁関係がある家族がいる、血縁関係があるから家族なのか、愛し合い一緒にいるから家族なのか、主人公たちは何を選ぶのかと、タイトルにある通り家族のカタチについてのお話です。そしてちゃんとBLです。
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215頁
ネタバレ
2022年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ お隣さんの社長さん×米国から日本に来た20歳の男の子
受け視点の一人称小説。

序盤から受けがなんか他人行儀だな?って思ってたらそういうことか〜、え!まさかそんなことまで…と辛い設定が盛り込まれてて心にきました。攻めも受けとは違った家族に縁のない人で、おばあちゃんもみゆちゃんも、それぞれバラバラの人が家族になるお話でした。
受けが日本語に弱いところ可愛いなって思います。攻めも最初は警戒してたけど、あとあと溺愛になって良かった。
あとがきの後のSSが短くてもほっこりするお話でした。
個人的にみゆちゃんもっと出て欲しいな〜と思いましたが、主役ふたりを堪能できたのでよかったです。
攻め視点もあればよかったな〜。
うーん
2022年1月24日
なんだろう。思ってたより萌えられなかったです。
受が攻を好きになる要素はあったけど、攻が言った受に惹かれた理由が今ひとつ分かりにくかったです。
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