このところ、怪物級の悪者王妃の物語を読んでいるので、この作家さんもまたか と思いました。
この点でマイナス1です。
表紙イラストの美しさは一級品ですね。文章も、無駄と感じる言葉がなく、とても読みやすく、簡潔で、推敲されていると思います。
先王妃も、かなりですが、亡き先王も、ちょっとふがいなさすぎ。
ここまで先王妃に権力が集中する設定には、目がテンになるほど浅く感じます。
ヒーローとヒロインがとても良かったです。権力に無欲だったヒーローが、きっちり策を練って、指示を与えるようになっていたどんでん返しも、納得でした。
この作家さんの作品は3作品ほど購入しましたが、今作品が一番好きです。