試し読み時点で実兄の手で両親共々ころされ王国滅亡からの巻き戻り。どんな激重ストーリーなんだろうと戦々恐々と読んで、コイツが怪しいコイツもコイツもアイツも怪しいと全員が怪しく見えて疑心暗鬼になってハラハラはするのですが読み終わってみれば丸く収まってハッピーエンドです。たった半年の行動で世の中変わりすぎでしょ!とかちょっと腑に落ちない部分もありますが重厚激重ドシリアスストーリーだと読んでいて萌えるどころじゃなくなるのでちょうど良い感じでした。
受けの王太子殿下22歳、見た目は姫ですが中身はなかなかの王太子っぷりでした。自分の身が危険でも兵のことを悼み、巻き戻り後も自分の命よりも王国・国民が傷つかないように心血を注ぐ、崇高な王太子殿下でした。そして攻めの最強魔術師は最強っぷりもありますがタイトル通り溺愛で頑張ってました。