ネタバレ・感想あり古代ギリシャのリアルのレビュー

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図画が豊富
2026年5月12日
面白かった。哲学者エピソードが読みたくて買ったのだが、そういったエピソードとかは結構スカスカかも。ギリシャ関連のものは、遠い昔の小学生の頃に「ギリシア神話を知っていますか(阿刀田高)」くらいしか読んだことがない身には、古代ギリシャ人が立体的に浮かんでくるような感じではなかった。
それよりも図画が豊富なので、(壺絵がエジプト壁画に似ているな?→調べたところ、エジプトが先進国⇨遊牧民であったアーリア人他がギリシャに侵攻⇨エジプト文化を取り入れる)などの気づきがあって面白い。なお、エジプトは実学方面が超先進国で、ギリシャは抽象化したために科学は発展したが、医学は衰え、これが中世ヨーロッパのトンデモ医学に繋がったらしい(私調べ)。本書内に古代ギリシャのトンデモ治療が書いてあって面白かった。なお、少年愛方面は作者Twitterの方が詳しい。市民女性の地位は低く、家からすら出られない(一夫一妻制なので、家の中ではそれなりに権力はあったが、離婚は夫側の申し出だけで出来た)。本書内に記述があるが、市民男性の平均寿命は44才、市民女性の平均寿命は34才(←うろ覚え)。女の寿命の方が10年も短かったそう! まさしく女性は産む機械状態で、過酷だったようだ。もっと知識がついてから、読み返すと面白そう。
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作家名: 藤村シシン
出版社: 実業之日本社