ネタバレ・感想あり死神の絵の具 「僕」が愛した色彩と黒猫の選択のレビュー

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「私」が愛した色彩
2025年10月14日
筆者の長谷川馨先生は女性の方でしょうか。
この小説は発想と構想が能く練られているので、興味深く面白く世界観を堪能しました。
もし、主人公の死神が自分を指す一人称を「僕」ではなく「私」にしていたら、もっと違和感なく愉しめたかと思います。
成人した青年男性が個人的な会話にしろ公的な会話にしろ「僕」を使うのは不自然です。
少年であればそれも納得できますが、青年であれば自立していない性格に難がある人物に感じられます。
実際は違うので、「私」で話す設定にした方が物語に深みが出て陳腐にならなかった筈です。
女性と違って、男性が使う一人称は「俺」「僕」「私」があります。
大抵の物語には「俺」が多用されます。「僕」は余りありません。「私」も然程ありません。
もっと「私」を使って貰いたいと思っています。
一人称を替えるだけで物語が格段に変容します。
折角味わい深い素的な物語を考えられたのですから、細部にも注意を払って欲しかったです。
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1話1話に
ネタバレ
2024年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ いろんな人の死に直面する死神。
日本のみならず、イギリスをもまたにかけ、過去もへて、見守る死神としての仕事。
運命をかえれないけど、死ぬことを宣告しないといけないとか、ちょっとこの仕事をしてたら、落ち込みそう。
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