このレビューはネタバレを含みます▼
アオジマイコ先生の表紙絵を見た瞬間に物語を読んでみたくなりました。
やはり国に皇帝という存在があり、皇子が複数人存在すると、跡目争いは起きるものです。
後宮にも、無駄に数多くの妃が存在しています。血筋を重要視するとそういう選択になるのでしょう。
衣服は私達の身を守り彩るものです。自分がどういう人間であるかを端的に表すものです。それと共に装身具によっても自分の付加価値を高めることができます。
古より、権力者や裕福な者はその身を美しい稀少な宝石で飾り立てました。
私達は、高価な宝石類には手が届かなくても手頃な価格の宝石を手にすることができる時代に生きています。
この物語に出てくる晶華が苛酷な幼少期を生き抜いてきた人生訓には驚かされるのですが、晧月との間に芽生える友情も楽しんで読み進めることができます。