通称、酒鬼薔薇事件の加害少年の本退院までの経過、経緯や少年事件の矯正について書かれた本。
善良な市民が殺害され、加害者は未成年というだけで保護され、教育を受けることに違和感があったが、環境によってそのようになってしまった子供を社会が受け入れ、守っていくということも理解した。
ただ、同じような境遇でも罪を犯さず、辛い現実を受け入れ、それにもなお苦しんでいる子供はそのような機会を与えられないということ。
いろいろと考えさせられる本だった。
それにしても、件の彼は今どこでどのような生活をしているのだろうか。