一作目が面白かったので続編嬉しかったです。リュエルとエイセイがメインカップルで、今回もイチャイチャして可愛かったのですが、惜しむらくはリュエルの活躍の場が一作目より無かったことにです。一方今作の実質の主人公はガガリで、彼の壮絶な過去にびっくり。訳ありかとは思いましたが。通りで豪快な反面掴みどころがなく策士で抜かりない訳です。ガガリの義弟は25歳とは思えない幼さ。これで10代とか妹ならべそべそして兄と抱き抱きしても違和感ないのですが。国を引っ張っていくのは余程の実力者が傍らにいないと厳しいなと思ってしまいました。何よりあのガガリの義母が王太后としてのさばっている限り、ガガリの故郷の未来は中々厳しい。今よりは希望が見えるのが救いで読後感は悪くない。