榎田先生の短編集「erotica」が大変素晴らしかったので他作品も読みたくなり、タイミングよく半額セールになっているこの作品を購入。
Pet Loverシリーズ4作品(犬、ライオン、猫、蛇)の第1作「犬」の新装版です。
さみしくてさみしくて気が狂いそうだったので犬を飼うことにした。という轡田の言葉からはじまるストーリー。
犬として轡田の家に派遣させた倖生、犬といっても男娼として扱われるのかと思っていたら本当に犬として躾けられていきます。最初は犬として振る舞うことの屈辱と羞恥に苦しむけど、轡田から与えられる愛情に戸惑いながらも今まで愛に飢えて生きてきた倖生が少しづつ犬でいることに幸せを感じていく描写が丁寧で、素晴らしかったです。まさに主人の愛を受けて、主人に信頼を寄せる犬(ボルゾイ)そのもので、凄く引き込まれる作品でした。
榎田先生素晴らしいですね!
シリーズの他3作品も読みたくなりました。