ネタバレ・感想あり聖女になりたい訳ではありませんが 辺境からきた田舎娘なのに王太子妃候補に選ばれてしまいました!?のレビュー

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面白かったですが、読後に違和感が…
ネタバレ
2022年10月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭、王都にいる従兄の伯爵子息から、辺境の西の砦で光魔法の使い手として両親の手伝いをしているヒロインにもたらされた「別に急ぎじゃない仕事」の依頼。「手が足りない」などと適当な理由をつけて断るけれど、その度に有り得ない?対処をされて、最後には辺境伯が王都に出向く事態に発展して…ここで一気に心を掴まれました!「なんで、そこまでして1人の辺境の少女にこだわるの…?」と疑問と期待が膨らんで、読み進んでいきましたが、結局はっきりとした理由がわかりませんでした。大掛かりに仕掛けた割に、その後の展開に盛り上がりがなかった。ストンと腹に落ちて「なるほど」と唸ることもなかったです。大小様々な問題やら事件が起こるのに、どれもちゃんと収まっていない。獣人や竜族が登場して、ヒロインはそれぞれ彼らを助けるのですが、それぞれのイベントもキチンと完結していない。病気に罹った卵を救ったのに、それに対する礼も、対価の支払いもなく、いつの間にか当たり前のように王城に居座ってヒロインとお茶してる竜族の王子様…違和感しかありません。どうやら、これで完結ではないようなので、今後、その辺りもしっかり回収してくれるものと期待します。
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