ネタバレ・感想ありあれは閃光、ぼくらの心中のレビュー

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感動と共感
ネタバレ
2024年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 10時間以上かけてようやく読み終えました(本当は読み終えたくなかったのですが、お二人の再会をどうしても見たくて TT)。本当に感動しました。お二人はきっとこれからもう二度と離れることはないと信じています。
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クマのヘアゴム
ネタバレ
2022年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ エモさ全開!萌え度200%と素敵なカバーイラストにつられて、久しぶりに読んだ小説。400ページ弱の長編小説だが、ホストに拾われた家出少年が汚部屋をきれいにするというエピソードを軸に一気に読ませる勢いを感じた。日常生活でささやかな幸せを感じ、心が通い合ったふたりが、火事騒動の後に離れ離れになるシーンは確かにエモかった。そして、心の中でずっと泣いていた弥勒が切ない。心を殺して汚部屋で暮らし、姉の罪を一緒に背負ってきた。親ガチャだよね。別の環境だったら、バスケのうまい爽やかなイケメンDKとして生きられただろう。それでも、大切な人との出会いで人生は一変する。後先のことなど考えず、感情のおもむくままに、結果はどうであれ、行動を起こした方がいいと強く思った。ラストで嶋がジャズピアニストとして大成し、弥勒と再会する。一度は死んだふたりの感情が爆発する。クマのヘアゴムはふたりの運命の絆だった。生きていれば何かいいことがあるのかもしれない。10年の間、弥勒が何を考え、どう過ごしていたか知りたくなった。改めてスタートラインに立ったふたりの関係がどうなるのか、とても気になった。続編が読みたい。4.2
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作家名: 竹宮ゆゆこ
出版社: 文藝春秋
雑誌: 文春文庫