すぐ目の前にいる人間を判別出来ない。自分がいる場所がどこか分からない。石像と生身の人間の区別がつかない。……これ、『視力が悪い』なんて程度じゃなく、眼鏡でどうにかなるレベルでもないのでは?頭の上にある眼鏡に気づかず四つん這いになって散々探し回るヒロインなんて物忘れ酷いお年寄りでしかない。挙句に些末なことを必要も無いのに無駄に深く考えてその場の会話について行けずコミニュケーションが取れない。自分の世界に入りすぎて人の話が聞けていない。……ここまで来るとこのヒロインはもう『おっとり』『うっかり』では済まないレベルで、他のレビューにもありましたが何かしらの病気だと思います。いっそ全盲のヒロインで、脳だか精神だかに少々疾患を持っている設定にされていればこのヒロインの言動もすんなり受け入れられました。周りの人はもれなくヒロインの介護職員ですね。このヒロインを『おっとりしていて可愛いなぁ』と微笑ましく思えるヒーローは色んな意味で凄い。
どうにか頑張って1巻は読みましたが2巻に手を伸ばすにはヒロインを受け入れられず。挫折しました。星1つにしたいくらいヒロインが私には合わないのですが、ヒーローがヒロインに一途なのと表紙の絵が綺麗だったので星2つにしておきます。