面白かったです。ただ、読み終わってから、色々気になってしまって。やってる事がメチャクチャで単なるアホな恥知らずにしか思えない王太子のことを、ラストの方で帝国の皇太子は「色々問題は多いけどデキるヤツ」と評価してる。じゃあ、それだけできるヤツなら、ヒロインを適当に森に捨てておいて(しかも、そのまま放している。)、国内には「病気療養中」と宣伝するなんて中途半端な事はしないだろう…って思うわけです。国王に毒を盛り続けるのなら(毒を盛っているのが本人じゃなくても、その事実は知っていたのでは?)、ヒロインも毒殺でオシマイにした方が、後腐れが無くてスッキリするだろうと。そもそもヒロインは、王太子妃のまま帝国へ行って、皇太子の妃になってますよね。完全に二重結婚なんですが、良いのでしょうか?王国の王様、毒を守られ続けている事に気づきもしないのか?はたまた気づいていて諦めているのか?どっちにしても、王太子妃が優秀だからって、彼女に丸投げはないだろう!不甲斐ない王様だなぁ。まあ、そんなふうにあれこれ気になってしまって、読後にモヤモヤしたので、星は3つです。