ネタバレ・感想あり新入生諸君!のレビュー

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『英芽』と『拾』。名は体を表す
ネタバレ
2024年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 《耀くばかりに美しい花が芽吹く》という意味を込めた名は『英芽』。
《拾い集める、取り入れる》という意味を込めた名は『拾(ひろい)』。
英芽は、桜音楽堂で歌いたいと望んで、七歳から十五歳までの九年間、ピアノ練習とドイツ語の習得に励みました。けれども、その思いは『桜音楽堂』という場所で歌うことで終結を迎えるものでした。十七歳から二十歳までの限られた時間の中で花開き、花の盛りのまま終わるという、余りにも悲しい望みでした。
拾は、頭脳明晰で器用な質な為に、全てのことが人よりも難なくこなせてしまうために、何事にも悦びを見出せない自分に気が付いていました。
英芽と拾は、商業専門学校の寮生として、運命のように同室になり四年間を共に過ごすことになります。
合唱部員として学友と共に切磋琢磨し合うことで、卒業後の進路について満足のいく判断をすることになります。
英芽と拾は、己に対しても人に対しても誠実であった為に、得難い友と愛する人を見つけることができたのです。
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いろいろエモかった。図書館に欲しい。
2022年11月12日
時代設定や、少年達の青春の様子などがとてもエモくて総評としてすごく良かった。
静かなエモさじゃなくて、ちゃんと朗らかで活気のある世界だったのが良い。ただし恋愛要素は薄め。
BLノベルとしてではなく、読み物として良かった、という感じ。
エッチシーンはカットして、匂い系一般図書として売られてたら、絶対愛読書になってたと思う。
BLノベルとしてはもの足りないです。あんまり恋愛してない。恋愛じゃなくて青春してる。
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作家名: 久我有加 / 高城リョウ
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫