ネタバレ・感想あり花降り積もる春の日にのレビュー

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短編だけどすごくいい!
ネタバレ
2025年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 失恋から逃げてきた先の新天地で、会社の上司と新たな恋が始まるお話でした。片思いの相手を忘れることができないでいましたが、上司へ気持ちがシフトしていく様子が良かったです。
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貴重なBL初期時代
ネタバレ
2025年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ レズやゲイ、バイやLGBTQという何らかの言葉で括り、グループ化している今の時世よりも、自分の感情に素直に、自由に恋愛を楽しんでいる時代の方が人として豊かだったと思います。
春来が感情のままに声を張り上げ、園田部長もなりふり構わず告白する場面、純粋すぎて微笑んでしまいました。この二人ならきっと上手くいく、そんな気がします。
短編とは思えない満足感!
2023年7月19日
作者様のデビュー作と知り読んでみましたが、面白かったです!わずか70ページほどの短編ですが、しっかり纏まっていて満足感高かったです。強いていえば、その後の二人がもう少し読みたかったです。
綺月先生デビュー作!
ネタバレ
2022年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 綺月先生のデビュー作、95年の作品です。
ここでは登場人物の春来、園田部長、浩司の各々が抱く三者三様の愛が描かれていました。
人を想う時に溢れる気持ちは、親愛、友愛、慈愛、愛欲と本当に多種多様。ただ愛とは美しいだけでもない。
今作は春来と園田のお話ですが、私はなぜか浩司が気になりました。春来と浩司の関係は最初こそ友愛だったかもしれないけど、ある時期から共依存のようで歪な愛を感じました。
春来の失恋を通して愛の切なさや苦悩に共感もしましたが、私は春来を失った後の浩司に一抹の不安が残ります。それくらい2人はある種の相思相愛だったと思うから。
今作は誰に共感するかで見方が変わるかもしれません。そう考えると、こんな興味深い作品がデビュー作なんてやっぱり凄いなと感心しました。73p。
力作
ネタバレ
2025年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ これがデビュー作なんて素晴らしい。短編とは思えない読み応えのあるお話しです。

主人公は幼馴染からの友情を愛情と勘違いしてしまいますが、そもそもその2つの違いって何なんでしょう?ハネムーン先から電話してきたり、新婚旅行も終わらないうちに新妻を置いて親友のアパートに来るとか、これって友達の域を超えていますよね。

ページ数が限られてしまっているせいで攻めと受けがお近付きになっていく様子が少しバタバタとした感じになってしまったのが残念でした。

電話が固定で時代を感じます。

満員電車での痴漢行為、攻めがやったのでは?と疑ってしまう私自身がイヤですわ。
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作家名: 綺月陣
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 海王社