ネタバレ・感想あり光のとこにいてねのレビュー

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自分の半身みたいな
2025年2月4日
「友情」とはなんか違う、「愛情」もしっくりこない、「自分の半身」という言い方が私には今のところピッタリかな。どうしようもなく惹かれあい、生きていく支えとして自分の中にあり続ける存在。そして、出てくる男性、フジノもミナトもただただ優しくて、穴の空いたような自分のそばにいてくれる大切な人で。最後の、ミナトとカノンの会話は本当に切なくて、なんでこの人と一緒にいれないのかという気持ちも湧いて出てきて。でも自分の一部を埋めてくれる相手は1人しかいなくて。ラスト、臨場感があって、その先は読者に委ねられている。どうなったとしても、それが幸せなのかどうかなんて分からないけど、子どもと同じで今に生きるしかない、そんなことを思わせてくれる作品だった。描写も丁寧で読みやすかった。
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GL??
2024年10月15日
住む世界が違いすぎる二人。
魅かれあう気持ちはお互い気付いてる?
でもなかなかうまくいかなくて、でも引き合って。
ラストはどっちだろう?と思いつつ光り輝いていそうな気がする。
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眩しい
2024年1月31日
一穂先生の非BL、長く読めて幸せです。ぶっ続けで5時間あっという間に読み終えました。タイトルも、セリフも防犯ブザーやココアもどれも胸にググーっとせまって何度も泣いてしまいました。最後は私はガッツポーズしそうなくらい嬉しかった。
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かけがえのない存在。
ネタバレ
2024年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 長くいたわけではないけど、人生の節目に再会する2人。ソウルメイトのように、お互いの考えがわかり、支える。別れのたびに『光のところにいてね』というカノン。なんだか、そのときそのときの心情を思うと胸がしめつけられます。
2人は一緒にいないと生きていけないというか、本当の自分でいられないといった恋にもにた、またはそれ以上で愛しているのか、考えさせられます。
興味があれば、読んで損はないかと思います。
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するする読めた
ネタバレ
2024年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラスト以外良かった!
ラストが中途半端に終わったのが残念でならない。
最後でふたりの関係をはっきり書いて欲しかったし、ふたりが全部捨てて一緒になるならちょっと安っぽくなって残念。
個人的にはお互いよりも藤野も水人がそれぞれのひかりのとこに思えたけどな。
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登場人物みんな歪んでる。でも。
2022年11月16日
とても不穏な空気で始まるストーリー。主人公と彼女それぞれの目線から進んでいきますが、丁寧に叙情的に子どもの頃の感じ方、考え方が瑞々しく懐かしく思い出され郷愁に浸れます。が、登場人物がことごとく歪んでいるので、そのさまが何とも怖くて目が離せません。一穂さんが以前『普通の家庭ってなんだろうと思う。自分にとっての普通は他者から見たら普通じゃないのかも知れない』と仰っていました。この本を読んでつくづく「普通」の物差しは何だろうか、何と曖昧でくだらないことかと痛感させられました。歪んでる部分こそ愛おしく思える作者の筆力に圧倒されました。そしてラスト10ページ。気付けばハァハァと息を切らして読んでいました。切羽詰まった彼女たちの選択に、読後長時間引きづられました。私などには到底理解に及ばない部分もあったので、星は4.5です。
ただ主人公が振り回す物語
2025年2月5日
読んだ後にこんなモヤモヤする作品初めて出会いました。
決断のできない女性がただ回り道をして結局戻る。
周りに迷惑をかけるだけかけて放置する。
周りの人がただ可哀想で非現実的な物語です。
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作家名: 一穂ミチ
出版社: 文藝春秋
雑誌: 文春e-Books