ネタバレ・感想あり狗の戀のレビュー

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これはおすすめ!
2024年1月28日
作者買いです。とは言え、この作者さんのハード系作品群(?)は苦手なのですが、その中では一番好きです。とにかくレイ○表現がダメなので流し読みですが、それ以外は他の方のレビュー通り、読み応えがあって、とってもおすすめです!時代背景的には、悲しい未来しか思い浮かばないので、続編は望まないけど、欲を言えば、けじめとして最後にプロポーズして欲しかったかな。
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犬の恋
ネタバレ
2023年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは亡き兄の仇をとる為にヒーローに女中として近づき、短刀で殺そうとした所を交わされてしまい純潔を散らされてしまいますが仇をとる迄女中として残り何度も殺すタイミングを交わされて身体を重ねられる内に情が湧いてしまった様ですがある日兄の友達に騙されていた事を知りましたが相手を恨むことなく又ヒーローと一緒に過ごす生活を選びます。愛たしって感じです。
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壮絶な時代に奔放された二人が想い合うまで
2023年8月15日
昭和の戦前の大事件が凄く上手に分かりやすく書かれてます。壮絶な時代背景で、庶民の女子の生き辛さが哀しいですが、何とか挽回できて良かったです。読後スッキリした気持ちになりました。
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評価通り
2023年4月13日
少女漫画からスタートしてTL BL ファンタジーを経て
活字に行きつきました。


レビューってホンモノなの?眉唾物だなと思ったりしたことも幾度もあったのですが、参考になるのもまたレビューなんですよね。。


皆さんの評価の通り、引き込まれて一気に読んでしまいました。カテゴリーでいうとTL小説で、そういうシーンも
何度み出てきますが、このカテゴリーに収まりきれていないんです。史実や思想背景など相当に調べてお書きになられたのでしょう‥調べが甘くてシラ〜っとしちゃうことも
しばしばなのですがそれが全く無くて


みなさまのご意見同様、わたしもその後を知りたいです。
「貴様」から名前呼びになるのはいつからなのか、
軍人としては前線に出られなくなったヒーローが、その後の戦争でどうなっていくのか…
期待せずにいられない作品です。
非情な軍人のやるせなさ
2023年3月19日
作者の作品裏話が興味深い。ラノベによくある雰囲気だけの架空の国と時代の物語はそれはそれで面白いけれど、歴史事実にちゃんと向き合って書かれたこの作品は知識の浅い読者である私にもリアリティーをもって読むことができます。憎悪と暴力から始まる関係が変わっていくというストーリーは有りがちですが、容赦ないところがTL小説らしからぬところです。緑雨がユキに欲情するのは最初は怒りからの興奮で暴力にためらいも手加減もない。けれど日々、命の危険にさらされている手負いの獣の凶暴さであることも読者には同時に知らされます。一方、復讐するユキも政治的な背景や思想は関係なく唯一の肉親を殺された憤りから、更に暴行され憎しみを募らせる。二人がどうなっていくのか、軍部内の皇道派、統制派の対立にどんな決着がつくのか、TL作品としての恋愛要素と重苦しい時代背景のさじ加減が絶妙です。純粋に国を憂い浅慮に走る若者と老獪でしたたかな軍幹部、その間で時折やるせなさをのぞかせる緑雨にいつしか寄り添う気持ちになってしまう。ユキはそんな緑雨の物思いを知ることはないけれど情を深めていく過程が切ないです。いつかユキの兄の思い出話も語れる日がくるだろうか。歴史は戦時下に突入していくことがわかっているので爽やかなラストもまた切ない気がします。
続編熱望
ネタバレ
2023年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ お初の作家さまでしたが、あらすじを読んで珍しい近現代物なのと軍人モノに惹かれて購入でした。レビューの評価もすごく高いし。結果、大正解でした!数多くのTL小説を読んできましたが1番かもです!ノンフィクションかつ難しい時代背景で主人公2人の関係性の遠近や緊張感を見事に描かれています。TLのジャンルを超えて純愛小説のような。炎かりよ様のイラストもイメージぴったりでした。
特に緑雨が裏切られ、刺し貫かれながらも雪を逃し、自らの気持ちを自覚した行動が内面描写が無いからこそ一層伝わります。読み終わってしまうのが惜しい小説でした。
2人の関係は明るい方向で終わっているのでまたその後の2人に会いたいです。
作者買い、続編希望
ネタバレ
2023年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 龍の執戀を読みこの作者様にハマり、作者買いしました。読んだ結果私の中では龍の執戀を超えました。史実の中に主人公たちが違和感なく馴染んでいて小説として読んでいて面白かったですし、終わった後なかなか現実に戻れませんでした笑。また、絵もとても綺麗で想像力が掻き立てられました。この先生の書く最初は憎み合っていた2人が少しずつお互いを知って惹かれあっていくストーリーが切ない中にも甘さがあって堪りません。2人の生活はまだまだ始まったばかりだと思うので是非続編を期待しております。
読み応え充分。秀逸。続編熱望。
ネタバレ
2023年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、ヒーローがハンサム・タイトルがドギツくないことで目に留まった。読後、この作品の余韻から抜け出せず、次のことに なかなか とりかかれなかった!笑 皆さんのレビューに とても 共感した。
無理矢理な設定は読む気を失うが この作品ではあまり気にならなかったし(唯一、私なら軍人への仇討ちはあの様にはせず もっと堅実に用意周到にすると思うところかな。まあ、仇討ちが成功したら、お話があの様には展開しませんが。)また、歴史事実と絡めたお話は好みで作品に重厚さを加えると思った。歴史的重要人物と緑雨さまの会話はたまらなく良かった!
是非、運命の2人の深い夫婦愛を今後来る過酷な歴史の中で描いた続編が読みたい!(下の名前で読び合う2人/緑雨さまの子煩悩 希望。)
作者の作品裏話も大変良かったです。
続編、よろしくお願いします!
歴史的な部分も関わり
ネタバレ
2022年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ つつ、表現も辛辣な場面が多く終始冷え切った建物の中で読んでいるような感覚でした。苛烈で無機質にも感じるヒーローと、強く逞しいヒロイン。恋愛的なものを期待するとその要素はほぼ薄いような。でも気付かぬうちに初めの頃から惹かれあってたのではないかなとも思いました。こおゆう愛?もあるのかなと。愛といって良いのか分かないですが。なかなか重い内容でした。
のめり込むストーリー
2022年12月13日
実際にあったできごとに非常な近い人たちを描いているということもあり、時代ものの小説を読んでいるようでした。途中からTL小説であることを忘れていたところも…全体として読み応えのある一冊でした。おもしろかったです。
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続編希望です
2022年11月15日
TL小説の域を超えていて歴史小説を読んでる気持ちになりました。この時代に暮らした日本人達が何を感じていたのかに想いを馳せ、その先に来るさらに悲惨な戦争を考え切なくなりました。絶対に続編を書いて欲しいです。沢山の人に読んで欲しい!
愛憎あざなう骨太な物語。続編希望!
ネタバレ
2022年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同作者の「龍」シリーズが好きなので、今回も購入。読み応えあり!「龍」と話の展開が似ているなぁと感じる部分はあったものの、時代が異なり、軍人というこれまた独特な集団の世界観も新鮮で、あまり気にならず。今回のヒーローはより冷酷無比な印象。ヒロインに対する数度の強◯シーンは正直読んでいて辛く、嫌悪感もあったが、人物描写がしっかりとなされているためヒーローの苦悩も理解できた。肯定はしないが。そしてヒロインの窮地を身体を張って救い、その後軍上層部からも守り抜く場面にはグッときた。今作はヒロイン兄の存在も非常に重要で、兄妹愛には泣けた。その兄の存在があるから、ヒロインとヒーローが惹かれ合うことに心の痛みが伴うことが本当に切ない。そんな二人(+最後に登場した犬)の関係性がどう進化していくのか、もう少し読んでいたかったと感じる。加えて、昭和初期の日本に関する理解も深まったが、作中の勝利派閥が実権を握った先の日本の行く末を知っている分、敵対勢力が一掃されてもカタルシスは一切感じられず。むしろこの後のことを考えると辛い。ハードモードしかなさそうだが、それでも続編希望!
ジャンルが違う
ネタバレ
2022年11月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ TLではない。勿体ない!(褒めてます)。
軍国化前の時代。エリート将校のヒーローと、兄の仇であるヒーローを殺そうと近づいたヒロイン。
他の作品なら、ヒーローはヒロインの兄を実は殺していない、とかってなるんでしょうが(笑)、本作では兄は実際にヒーローを暗殺しようとして返討されています。
主人公二人の感情が変わっていく場面では、笑えるシーンもあったり殺伐とした場面ばかりでなく飽きさせません。
痴人の戀の青柳氏も友情出演。
ヒーローsideは軍部の男臭さと縦社会での処世術だけでなく友情と裏切りが描かれています。
ヒロインsideでは、女性らしい優柔不断さ浅慮さ、情の深さ、強さが語られています。
この主人公二人には、互いに口に出して好意を伝え合うと言うシーンはありません。
その代わり、閨シーンで感情を互いに読み合います。時代設定的にも男が簡単に惚れたはれたを口にしない時代なので、そういった台詞が無いことで軽くならずシラケずに読めました!。
龍の執戀が好きな人にはオススメです。
完璧。最高でした
ネタバレ
2022年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 多分、読む人を選ぶ作品です。最初合意じゃないし、残酷です。そのかわりハマったら最高です。素晴らしい作品が読めてよかった。挿絵も素晴らしすぎます。
それぞれの正義。
ネタバレ
2022年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 292ページ挿し絵あり。兄を殺された天涯孤独なヒロインとその兄に一生残る傷を負わされた将校ヒーロー。ヒロインは兄の仇をとるためヒーローに近づきますが、あっさり返り討ちにあいます。それでも女中として一緒にいるうち情が湧いてきますが、2人の関係は決して甘くなくむしろ緊張感が漂います。そんな折、兄の友人から唆されスパイのような真似をし、それが大事件に繋がって…。そこだけですね腑に落ちなかったのは。ヒロインはテロを中止させようとアジトに向かいましたけど、小娘1人乗り込んでいくのは危険すぎるし、そもそも小娘1人で止められると本気で思ってたのかな。ちょっと分からない。でも2人の関係がどうなるか最後の最後まで分からず終始ドキドキしました。あ!ドキドキと言えば、挿絵ですよ!炎先生の美しすぎる挿絵が作品をより引き立ててます。本当に眼福ものでした。ちなみに、本作は二二六事件をモチーフにしてますが、日本史に疎い私(かろうじて事件名を知ってるレベル)でも分かり易く楽しく読めました。大丈夫です。※追記→草野來先生のTwitterにて後日談のちょっとしたSSが公開されておりますので(炎先生のイラスト付)、興味のある方はそちらをどうぞ(^^)
読み終えて一息つけました
2022年11月7日
先生の作品はどれも好きで、好んで読んでいます。
この作品も、昭和初期の事件を背景にした時代もので、極甘きゅんきゅん♪ な作品とは違うものでしたが、ぎゅっと心を掴まれました。なので、読んでいる最中はドキドキしっぱなしです。
イラストもとても綺麗で、あっという間に読んでしまいました。
激辛TL
ネタバレ
2022年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼
また出会ってしまった、TLの名作に。
まるで映画を観た後のような読後感。暗く重い時代背景と、
遺恨によって結び付けられた緑雨とユキの緊張と情熱の交差する関係。
ラストまでハッピーエンドなど微塵も予感させない怒涛の展開に、
アッと言う間に読み終わってしまいました。
最後まで決して甘さを見せることのない二人の、
ささやかな幸せと希望を感じさせるエピローグにホッと息をつき、
その後の時代の行く末に思いをはせて憂いもずっしり。
ぜひぜひ続巻を熱望します。二人のその後を知りたいです。
挿絵も素晴らしかった。緑雨が悪人顔美形でサイコーに良いです。

良かったです!
ネタバレ
2024年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的に、ヒーローとヒロインの関係に(特に裏切りとか)ハラハラする物語があまり得意ではなく、こちらもやっと気持ちが通じ合ったところにトラブルが発生してドキドキしました。ヒロインには裏切ろうと言う気持ちはなかったにもかかわらず、結果的にそう見えてしまい、ヒーローの心痛が読んでいてよく伝わって来ました。ヒロインも少し浅はかだとは思いましたが、初心を思えばやむを得ない。

日本史を学んでいると、二二六事件のあたりから途端にうやむやになり解り難く感じていましたが、作者さんの作品プラス後書を読んでそうかもな、と思えました。

他の同レーベルさんから出ている2作品と違わず、とても人情味のあるお話だと思いました。
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甘さはほぼなし
ネタバレ
2024年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ TLの域を超えた作品でした。二二六事件をベースに、終始緊張感漂う筆致で一気読みしました。史実に男女のもつれあいを入れ込む技術もすごい。ただ、甘いシーンはほぼなく、行為の大半が無理矢理なのでつらいです。糖度を求める方にはおすすめできないかも。
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面白いが既視感ある展開。気になる矛盾点。
ネタバレ
2023年9月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「龍の執戀」シリーズからファンです。草野先生の実在する舞台の考察力と再現力は本当に凄いですし尊敬します(語彙力)。今回は昭和初期の陸軍将校を中心とした派閥争いがテーマ。慶応末期〜の歴史に興味がある私としては読まずにはいられない本作品(笑)。史実の流れに沿った厚みのあるストーリー展開に引き込まれつつ、主役2人の展開には拭えぬ既視感が…どうも「龍の〜」の2人と展開が被っている。それだけに恋愛の展開が読めてしまって少し物足りなさを感じたのと、細かな矛盾点が気になり話に集中できなかった。理不尽なまでの性暴力と実兄の仇という所以もあり、相手に一方的な思い込みと激しい嫌悪を抱いている分、相手の脆さや優しさという意外性に触れ惹かれてしまう女心は理解できるし、私個人としてはそこに違和感はない。
が、上月と実兄の面影が重なったからと言ってあっさり上月に協力してしまうのはさすがに共感できない。満足とは言えずともそれなりに学も教養もある筈のユキが、対立する軍人同士の抗争(実兄の死、緑雨への奇襲)を目の当たりにしながら、緑雨の身の安全は保証するとその言葉一つを鵜呑みにしてしまうのは危機感がない。ともすれば、頭脳派のエリート将校が、対立派閥に属する妹が刺客として乗り込んできた時点でスパイかも知れないと疑わなかったり、多くの人目につく場所へ出て2人堂々と連れ歩く緑雨もまた危機感が無さすぎる(実兄の喪主を務めたユキが陸軍の間で顔が割れてないと考えるのは不自然)。こういったきっかけがないと物語が進まないよねと思いつつ、どこか釈然としないのが正直な感想だった。とはいえ、ストーリー自体はとても面白かったし、ユキにひたすら一途な緑雨が健気過ぎるし、続編が出たら間違いなく買います、読みます。そして、これからもこういった事実を基にした先生の作品をたくさん読みたい!
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TL小説じゃなくても
ネタバレ
2023年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名付け親でもある大好きな兄の敵討ちを志すヒロインと、統制派の始末屋と呼ばれる軍人ヒーロー。
時代背景も雰囲気もさすがの作者様で、お話自体はとても読み応えがありました。だけどTL小説としての甘さは番外編を読んでやっと★1です。何度も閨シーンありますがほぼゴーカン的な感じなので苦手な方にはおすすめしません。理由があったとしても身内を殺されそんな仕打ちをされてもなお好意に近いものを抱けるヒロインが謎だし、ヒーローもヒロインに命を狙われるのがイイみたいな不思議な関係で終わりました。安らぎが無いようでなんとなく安らぐ関係。2人はどうなるんでしょう。時代的にも未来への希望はあまり感じない2人でした。
ヒーローSideあります。
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ん〜解らない!?
2023年5月26日
何故こんなにも評価が良いのでしょう(๑•ૅㅁ•๑)? もう痛々しくて、顔顰めちゃいましたよ!! いつしか相手を好いていた?って、それってストックホルム症候群?最後に相手を求め合って♪みたいにめでたしめでたしですが、なんか全く美化出来ませんでした。文章力は有る作家さんで、それなりの時代背景勉強していらっしゃるけれど、好きになれないお話でした。イラストは超好き☆
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作家名: 草野來 / 炎かりよ
ジャンル: ライトノベル TL小説
出版社: KADOKAWA
雑誌: ジュエル文庫